第88回
日常のサイクルが止め時を見失う面白さ
『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』バトルや探索の手触りは一級品!アオハル全開のストーリーは少し眩しい、だがそれが良い【PCゲームレビュー】
2026年07月15日 12時00分更新
日本ファルコムより2026年7月16日に発売するNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)向けRPG『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』。Steam版を先行でプレイする機会が得られたので、その魅力をお伝えしたいと思います!
●手触りの良いアクションと迷宮探索、そして日常生活のサイクルが楽しい!
プレイヤーは17歳の高校生・神矢 伶(かみや れい)となり、異形の怪物と戦う力に目覚めた若者《適格者》が集う学校、「比良坂学園」へ転入することになります。《適格者》は世間的には秘密の裏の世界の存在だと思っていたので、「こんなにいるの!?」と驚かされました。
ゲームとしては、授業を受ける(パラメータ向上)→異界迷宮《ザナドゥ》攻略(ダンジョン)→放課後のアレコレ(日常パート)というのがベースの流れ。ゲーム内の1日にできることは限られており、数日すると人の会話やサブイベントが更新されます。
授業は高い評価を得るほど《学力》と《智勇仁》の経験値・レベルが向上します。後述する日常パートで手に入る“行動カード”を消費して授業を受ける仕組みで、「この授業は成長倍率が高いからレアカードを使って集中力を高めよう!」とか、「今は手札が弱いから最低限の温存で」など考えながらやるのが楽しかったですね。
迷宮攻略は横スクロールアクションが基本。弱攻撃と強攻撃のコンボや、遠距離射撃、ジャンプ、回避、パリィといった要素もありました。
序盤のステージこそ一本道で1日(ゲーム内時間)で終わりますが、中盤からは分岐も多く複雑で何日もかかるような、探索しがいのある迷宮探索を楽しめます。物語が進むとアクションが増えて行ける場所も広がり、「今回はここまで。次はあっちへ行こう」「取れなかった宝箱が取れるようになってる!」など、探索自体が楽しい時間になること間違いなしです。
探索は2Dの横スクロールですが、ボス部屋は3Dで縦横無尽に動き回るタイプに切り替わります。出現する敵の数も多く、戦闘難易度が一段シフトアップするのを感じました。
また、敵と操作キャラには《焔・氷・風・鋼》の属性相性もあり、ワンボタンで有利なキャラに切り替えながら戦うのがベスト。ここぞという場面では一定時間だけ全属性弱点にできる《ソウルアクセル》を使って無双すると、「うぉぉぉぉ!」とアドレナリンが出ているのを感じて爽快感抜群です。
授業あるいはザナドゥ探索が終わったら放課後の日常パートです。《AP》を消費すると街のアクティビティを楽しんだり料理を食べたりして、《智勇仁》レベルを向上できます。《FP》を消費すると街中にいる知人や仲間とのプチイベントが発生し、前述の授業で使う《行動カード》がランダムでもらえます。また、一定回数イベントを見ると《譚歌抄/奇縁小噺》というキャラ固有の絆イベントも解禁。
日常パートを終えると自宅に戻り、一段落。授業の予習をしたりアルバイトで小銭を稼いだりして、就寝すると日が変わり、また1日のサイクルが始まります。このサイクルが程よいテンポで、やめ時を見失う楽しさがあるんですよね。
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