AIセキュリティ専業ベンダーがCatoに合流し実現する「AIを使ってAIを守る」世界
次は“シャドーAIエージェント”が標的? Cato Networks幹部が語る、次世代脅威への対抗策
2026年07月13日 11時00分更新
「AIアプリ利用を守る」「自社開発AIアプリを守る」の2ラインを展開
――Catoが提供するAIセキュリティの特徴を教えてください。
グラス氏:Cato AI Securityは、2つの異なる製品ラインで構成されています。
ひとつは、AIアプリユーザー向けのセキュリティです。ChatGPTやMicrosoft Copilotのようなチャットボット、Claude CodeやCursorのようなコーディングエージェント、Claude CoworkのようなAIエージェントなど、サードパーティ製AIアプリケーションを利用する環境を保護するものですね。
こちらのセキュリティは、CatoのSASEにネイティブ統合されており、SASE上でトラフィックを検査してセキュリティを適用します。したがって、すでにCatoのSASEを利用しているお客さまは、そのままAIセキュリティを導入できます。
もうひとつは、AIアプリケーション向けのセキュリティで、お客さまが自社で開発しているアプリケーションを保護するものです。たとえば、顧客サポート用のチャットボットやエージェントを開発した企業が、それを顧客に公開しながら、サイバー攻撃からは守らなければなりません。こちらは、CatoのSASEとは別に、単体で導入できる製品です。
ちなみに、AIエージェントには、最小権限によるアクセス制御、利用できるツールやAPIの制御、実行中の振る舞いの監視、プロンプトインジェクションなど、AI特有の攻撃への対策を適用し、安全にAIを業務へ組み込める環境を提供します。つまり、「ゼロトラスト」の考え方をAI領域に拡張していると捉えていただけると、分かりやすいかと思います。
SASEに統合されているからこそ、AIセキュリティがすぐに始められる
――Cato AI Securityに対する顧客企業の反応はどうでしょうか。
グラス氏:CatoではSASEプラットフォームにAIセキュリティが統合されているので、Catoユーザーのお客さまは、すぐに利用をスタートできます。そして、すぐにその価値を実感できます。
たとえば、われわれがお客さまに「社内でどれくらいのAIアプリ、AIエージェントが使われているか、ご存じですか?」と尋ねても、大抵は「分からないですね」という答えです。そこで、SASEを経由するトラフィックを分析してみると、数百ものAIアプリ、数千ものAIエージェントが見つかります。現実にどれだけのAIが使われているかを目の当たりにしたお客さまは、AI利用を保護する必要があることを理解します。
――“論より証拠”で、社内のAI利用の実態を見てもらえば、AIセキュリティの必要性も実感できるというわけですね。
グラス氏:われわれがお話させていただいたお客さまは皆、Cato AI Securityの導入に高い関心を持っており、販売も好調です。一般提供開始(GA)からまだ3カ月ほどですが、Catoとしてはすでに大きな成功を収めています。
ゲッツ氏:ちなみに、Cato AI Securityがユニークな点は、CatoのSASE Platformとは独立した利用も可能で、SASE全体を導入し直す必要がないことです。
実際に、ZscalarやPalo Alto Networksなど他社製SASEを導入済みの企業が、CatoのAIセキュリティを追加で導入した事例は数多くあります。これは、われわれのAIセキュリティが高く評価されている証拠でもあります。
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