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あのジムニーノマドより小回りが利く!? 街乗りに最適すぎるスズキのEV「eビターラ」

リーズナブルで安全なバッテリーを使ったEV

 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、今年1月にスズキから発売された電気自動車「eビターラ」の試乗をしたのでレポートします!

 電気自動車と聞くと「お高いんでしょう?」のイメージがありますが(矢田部的に)、電気自動車にしてはお財布に優しい価格なのと、現段階では購入の際に国からCEV補助金として約127万円、各自治体からの補助金が出るので、ベースグレードのXがおよそ270万円、上級グレードのZがおよそ360万円で購入できます。そう考えると、車両価格的にベラボーに高い! というわけではありません。

 車両価格を抑えることができたのは、他車では使っていなかった「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を使用していることが挙げられます。

 開発担当者いわく、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはこれまでのバッテリーよりも廉価な材料で作れるため、リーズナブルな価格で提供できるようになったとのこと。また、安全性も高く、バッテリー寿命も長いそうです。

 適正温度よりも外気温が低いと本来の力を発揮しにくいという難点はありますが、寒冷時バッテリー上昇機能などによって、冬の寒い時期でも問題なくバッテリーを充電できるようになっています。

スズキ「eビターラ」の主なスペック
グレード Z(4WD)
サイズ 全長4275×全幅1800×全高1460mm
ホイールベース 2700mm
車重 1790~1890kg
エンジン 2.4L 直列4気筒DOHC
最高出力(フロント) 135kW
最大トルク(フロント) 307N・m
最高出力(リア) 48kW
最大トルク(リア) 114N・m
乗車定員 5人
駆動方式 2WD/4WD
価格 399万3000円~492万8000円

取り回し抜群&3種の走行モードで
電気自動車らしからぬ走りに!

 全幅1800mmと少し大きめですが、全長4300mm以下なので小回りが効き、非常に街乗りに優れていると感じました。

 

 1番良かったのは、静粛性です。走行中に後ろのスタッフが小声で話しても聞き取れるくらいです。あとは、ノーズとホイールベースは長めなのに、最小回転半径が5.2mで、同メーカーのジムニーノマドの5.7mよりも小回りが効くのも◎でした。

 スズキ初の電気自動車ということで乗り味が気になりましたが、言わばガソリン車のような、ゆっくり加速&停止をしてくれる、慣れ親しんだ乗り心地で運転しやすかったのが印象的です。走り出しは静かで電気自動車らしさを残しつつ、過剰な設定をしていないのがGOOD。中間加速(30~60km/h)は、軽やかにスーッと加速してくれます。

 走行モードは3種類が用意されています。SPORTモードは加速力がグッと出てスポーティーな走り、ECOモードはエアコンの利き方を工夫することでNORMALモードよりも電気の減りが少なくなり、加速がゆったりで走行距離が伸びます。

 「イージードライプペダル」機能をオンにすると、加減速をアクセルペダルのみでコントロール可能になり(いわゆるワンペダル動作)、アクセルペダルから完全に足を離さずにゆっくりと緩めることで滑らかに減速できます。

 ちなみに、イージードライブの設定は自分の好みで選べるので、乗り慣れてきたら調整してみるのもオススメ!

 他にも「ALLGRIPe」という、路面状況に応じて車両姿勢&挙動を自由自在にコントロールできる機能が搭載されました。トレイルモードは荒れた道などでタイヤが空転した際に、浮いてしまったタイヤをロックし、浮いていない方のタイヤにパワーをかけるといった機能です。

 気になったのは、段差を越えた際の突き上げ感です。後席は、特にそれを感じました。

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