週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

動画と高速連写を極めたプロ向けフルサイズカメラ「ライカSL3-P」発表=8Kオープンゲート録画と秒40コマ連写が可能です!!

2026年06月26日 01時00分更新



 ライカカメラはフルサイズミラーレスカメラ「ライカSL3-P」を発表した。2015年に誕生したライカSLシステムの最新モデルであり、プロフェッショナルの厳しい要求に応えるべく、写真と動画の両面で高いパフォーマンスを追求した一台だ。

「ライカSL3-P」発表

 SLシリーズの最新ラインアップは、静止画向きの6030万画素「SL3」と、高速連写・動画向き2460万画素の「SL3-S」で、新「SL3-P」はプロ向けモデルとなる。

「SL3」(上)と「SL3-S」(下)

 「SL3-P」の日本価格は26日10時に公開となるが、米国では6690ドルとなっており、SL3の7485ドル(日本価格127万6000円)、SL3-Sの5665ドル(日本価格94万6000円)の間、100万円前後が予想される。

最大40コマ/秒の高速連写と
8.1K/3:2 24Pのオープンゲート動画撮影

 

「ライカSL3-P」発表

 ライカSL3-Pの大きな特徴は、4490万画素の有効画素数を持つ裏面照射型(BSI)フルサイズCMOSセンサーと、新開発のハイブリッドオートフォーカスシステムの搭載である。

 このセンサーは最大14段の広いダイナミックレンジを誇り、きわめて繊細な階調表現を可能にしている。また、マルチショットモードを使用することで、最大1億7600万画素という超高解像度での撮影にも対応する。

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

 オートフォーカスに関しては、位相差検出(PDAF)、デプスマップ(物体認識AF)、コントラスト検出(コントラスト検出AF)の3つの技術を組み合わせ、素早く正確なピント合わせを実現した。AF測距点は819ポイントにのぼり、動きの激しい被写体に対するトラッキング性能も向上している。

 動画性能も強力で、最大8K解像度での記録が可能である。特に24フレーム/秒での8.1K/3:2オープンゲート動画撮影や、HDMI経由での8KオープンゲートRAW出力に対応している。また、4K/120pでのスローモーション撮影や、Apple ProResコーデックへの対応により、ポストプロダクションにおける柔軟性も確保されている。

 外観デザインは、ライカの象徴である赤いロゴをあえて配さず、全体を落ち着いたブラックで統一した控えめなスタイルを採用した。ボディはIP54規格の防塵・防滴性能を備えた堅牢なオールメタル製である。さらに、画像の改ざんを防ぎクリエイターの権利を守るためのコンテンツクレデンシャル技術も搭載されている。

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

 既存モデルである「ライカSL3」や「ライカSL3-S」との違いを細かく見ていくと、まずセンサー解像度と感度性能のバランスが異なる。

 ライカSL3が6030万画素の高画素を優先しているのに対し、SL3-Pは4490万画素に抑えることで、ISO感度をISO 50から200,000まで対応させている。これはSL3の常用最大ISO 100,000と比較して、より暗所での撮影能力を高めた仕様である。

 ライカSL3-Sは2460万画素でISO 200,000まで対応しており、SL3-Pは高解像度と高感度をより高い次元で両立させた立ち位置となる。

 連写性能については、SL3のAF追従連写が最大15コマ/秒(12bit、電子シャッター時)であるのに対し、SL3-Pは最大40コマ/秒(12bit、電子シャッター時)の高速連写が可能となっている。SL3-Sの最大30コマ/秒をも上回る数値である。

 AF測距点の数も、SL3が315点、SL3-Sが779点であるのに対し、SL3-Pは819点と最も多く、より緻密な被写体捕捉が可能となっている。

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

 動画機能面では、SL3-Pは8.1K/3:2のオープンゲート撮影に対応しているが、SL3はC8K (17:9)や8K (16:9)までの対応であり、SL3-Sは最大で6K OG (3:2)までの対応に留まる。また、コンテンツ認証機能についてもSL3-Pで強調されているプロ向けの新機能である。

 ライカSL3-Pは、SL3の高解像度とSL3-Sの高速・高感度性能を融合させつつ、最新のAFシステムと高度な動画機能を加えた、SLシステムの新たなフラッグシップと呼べる仕上がりになっている。

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

「ライカSL3-P」発表

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります