【ベンツ「GLE」に試乗してわかったこと その2】
車内空間がマジで極上! 音もイイ
色味のせいもあるでしょうが、どこかアメリカンな感じのインテリアにも好感です。最近のメルセデスはスポーツテイストが強いのですが、オッサンにはこういう感じの方が好みです。室内イルミネーションもメルセデスにしては控えめ。落ち着いた大人の雰囲気が漂います。
クルマの価値は、移動中どのように過ごせるかが重要だと思います。運転して楽しいスポーツカーも、移動が快適なリムジンも、その価値に自分と折り合いをつけて対価を支払っているわけです。その中のひとつに、不肖は「音」があると思っています。運転中、お気に入りの音楽を聴くことが多いと思います。その音がよければ、運転はさらにルンルン気分になること間違いナシです。
そんなGLE(というより、多くのメルセデス)には、ドイツのハイエンドオーディオブランド「ブルメスター」のシステムが搭載されています。音がイイとか悪いとかは好みの話になってしまいますが、真っ当な音であることは確か。なにより先進的なのです。
何が先進的なのかというと……、おそらく日本で初めて、ドルビー・アトモスに対応しているのです。それって何? というと、いわゆるサラウンド再生です。写真に写っているマライア・キャリーの代表曲の場合、ボーカルとリズムは前から、コーラスと演奏隊は後ろから聴こえるのです。これが結構面白く、新しい音楽的発見があるのです。
やり方はカンタン。スマホをテザリングモードにして、車両とワイアレス接続。次に車内アプリ「Apple Music」を使うだけ。自宅で本格的なドルビー・アトモス環境を構築しようとすると、結構なお金がかかったり、調整が大変だったりしますが、メルセデスなら最初から本格システムができています。まさに移動する最新リスニングルームなのです。
【ベンツ「GLE」に試乗してわかったこと その3】
パワートレインのデキがイイ!
3L 直列6気筒ターボ型という、トルクフルなディーゼルエンジンを搭載するGLE。これが実に見事なエンジンなのです。何がイイって、ディーゼルエンジンとは思えないほどの静かさと振動の少なさ。「ディーゼルってガラガラ言うでしょ」というのは過去の話。メルセデスのディーゼルは静かで振動が少なくて、ガソリンエンジン車との違いが分からないほどなのです。
ワインディングロードを走って気持ちがイイというのは試乗時にもわかっていたのですが、感心したのは渋滞時。ディーゼル車の中には、超低速時にはガクガクっとした動きをするモデルもあるのですが、GLEはそのようなことはありません。こんなに滑らかなの? と目からウロコ。
それにトルクが太いこともあってか、アクセルをほとんど踏む必要がありません。ちょっと踏んで、あとはブレーキに足を添える程度。ドライバーは好きな音楽を聴きながら「渋滞おわんねーかなー」と思うだけです。まさにオトナの余裕。これはGLCにはないポイントといえます。
【まとめ】1000万円超という価格を乗り越えてでも欲しくなる
高級車であるメルセデスは良くて当たり前と期待する部分があります。その期待に応えるばかりか、さらに上を行く満足度があるGLE。確かにデカいですし、駐車場で難儀することもありました。でも、それ以上にクルマのデキがイイのです。1000万円を超える金額は、相当な覚悟がないと……というのも事実ですが、乗ったらきっと「俺、ちょっと頑張ってみようかな」と思うかもしれません。ということで、頑張って働きたいと思います。
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