ただの作業スペースではない
日台文化交流を担う台湾蔦屋の戦略
日本の書店やシェアラウンジのノウハウを台湾でどう展開しているのか、台湾TSUTAYAの大塚一馬董事長に話を聞きました。まず、台湾蔦屋はすでに進出してから9年です。店舗展開の狙いは書籍の売り上げやラウンジの利用もありますが、それ以上に「文化事業」としての日台文化交流を図っていくのが目的だとか。
本屋を通じて日本文化を台湾へ、台湾文化を日本へ伝える架け橋となり、政府とも連携しながら両国のクリエイターが相互に進出できるプラットフォームの構築を目指し、若手の支援にも注力しているそうです。
今回訪問した松山文創園区の店舗は、これまで展開していたフランチャイズ12店舗とは異なり、初の直営店です。実は向かいに台湾を代表する大型書店、誠品書店が位置しています。そのため書店機能はコンパクトにまとめ、シェアラウンジを主体とした店づくりとし、さらにASUS製の135型という超大型マイクロLEDモニターを設置。若手クリエイターの支援や発信の場として活用する予定とのこと。
この場所は台湾蔦屋の本社も入っており、実質賃料を抑えることでイベント料金を相場の3分の1にするなど、収益より文化交流の意義を優先した運営を行なうとのことです。
台湾人デザイナーの作品展示もあり、販売もするとのこと。また、日台の文化融合作品なども強化し、今後はこれらの作品を日本の店舗でも展開予定だそうです。
駅直結の南港店も便利
年内には16店舗へ拡大予定
せっかくなので、他の店舗も訪れてみました。台湾メトロと台湾国鉄の交う南港駅の店舗は駅直結という便利な場所にあります。書店エリアの規模も大きく、雑貨類も豊富に販売中。こちらの営業時間は月曜から木曜が8時30分~21時30分、金曜、土曜と祝全日が8時30分~22時です。シェアラウンジを朝早くから使えます。
ここにはシェアラウンジの他、飲食店として「WIRED CHAYA」が入っています。日本にもあるWIRED CAFEを、台湾では茶屋として展開。食事も楽しめます。茶屋の営業開始時間は書店やラウンジより遅く、午前11時からとなっています。
年内にはあと3店舗が増え、台湾各地に16店舗体制になるとのことで、より便利になりますね。各店舗の最新の営業時間や、ラウンジ、カフェの有無は台湾蔦屋のホームページを参照してください。
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