「そういえば……」な疑問に30秒解説
YouTubeで見る「1080p」の“p”って何? 先に言うと、ピクセルのpではありません
2026年05月26日 07時30分更新
1080は想像つきますが……
ではいきなり正解を。1080はフルHD解像度における画面の縦方向の画素数をあらわしており、pは「progressive」の頭文字です。つまり、1080progressiveというわけですが、なんのこっちゃですね。
ディスプレーの世界におけるprogressiveとは、日本語で「順次走査」を意味します。ディスプレーは、画面に絵を描き出すとき、上から下に向かって帯のような光の線を引いていきます。一枚絵を横方向に細かく(フルHDなら縦を1080の画素で構成しているので計1080本に)切り分けて「横に長い帯」状態になった絵を、上のほうから画面に貼り付けていく……そんなイメージです。
この貼り付け方には2種類あり、たとえば日本の地上デジタル放送は1080i(i=interlace/飛び越し走査)という方式を採っています。pだけでも意味不明なのにiまで出てきちゃいましたが、もう少しお付き合いください。
interlace方式の場合、まず切り分けた帯の奇数分だけを貼り付けて送り出します。次に残りの偶数分を貼り付けて同じように送り出します。つまり一枚絵を半分ずつ描き出して送信し続けるわけです。
昔のいわゆるブラウン管テレビはこの方式を採用しており、「奇数分のみの絵」→「偶数分のみの絵」→「奇数……」と、受信した順番のまま表示していました。
そんなことをしたらマトモな映像にはならないように思えますが、上記のやり取りはそれこそ目にも止まらぬ速さで実行されるため、人間の目は錯覚を起こしてしまい、結果としてきちんとした映像に見えるわけです。なぜこんな方式を作ったのかと言えば、送り出す1枚あたりのデータ量を小さくしたかった、という事情があります。
対してprogressive/順次走査方式では一枚絵を構成する無数の帯を偶数奇数に分けず、上から順にすべて貼り付け終えてから表示します。どちらの方式でも基本的に問題ありませんが、1080iはスポーツのような激しい動きになると、物体の輪郭がギザギザに見えてしまう弱点を抱えています。そのため、現在のディスプレーはこぞって「p=progressive」方式を採用しています。
ちなみに、interlace方式で送り出されている地上デジタルの映像を、なぜprogressive方式を採用するテレビできちんと見られるのかといえば、「奇数分のみの絵」と「偶数分のみの絵」をテレビ内部で「一枚の絵」に合体する処理を施してから表示しているからです。
液晶ディスプレーはもちろんprogressive方式です!
上記の通り、現在のディスプレーは基本的にprogressive方式を採用していると考えて間違いありません。当たり前過ぎてスペック表に記載されていないこともしばしばです。というわけで、今回は4K液晶ディスプレー、ViewSonicの「VA3208-4K-MHD」をおすすめ!
4K(3840x2160)解像度と31.5型の画面サイズによって広大かつ見やすい作業スペースが確保できるほか、HDMI端子x2とDisplayPort端子を備えており接続性にも優れています。ちらつきを抑えるフリッカーフリー技術の採用もうれしい一台です。
2026年5月18日現在、Amazonでは4万円を切っています。「VA3208-4K-MHD」は、広い作業スペースを確保したい方々に適したディスプレーでしょう。
※価格・在庫情報は掲載時点のものです。最新情報はAmazon商品ページをご確認ください。
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