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空調ウェアの風、ついに頭へ ヘルメット内を冷やす新製品

2026年05月13日 15時15分更新

 ヘルメットにこもった熱気よ、さよならだ。

 ジュトクは5月12日、ヘルメット用の熱中症対策製品「ブリーズダクトA(アドバンス)」を発表した。空調ウェアの風を専用ダクトでヘルメット内部へ送り込むことで、未装着時と比べて内部温度を約6℃下げる効果を確認したとしている。

 ブリーズダクトAは、既存のヘルメットに取り付けて使う製品だ。ファンやモーターを追加するのではなく、作業者がすでに着ている空調ウェアの風を利用する。首元からヘルメット内へ風の通り道を作り、頭部の熱と湿気を逃がす仕組みだ。

 作業現場の熱中症リスクの高まりが背景にある。2024年の熱中症による全国の救急搬送者は9万7578人で、うち9870人が職場での搬送だった。建設、警備、製造、物流、インフラなど、ヘルメット着用が欠かせない現場では、頭部に熱がこもる問題が残りやすい。

 新モデルでは、旧モデルの利用者の声を反映して4点を改良した。蜂が寄りやすいとされる黒いパーツを減らし、耳を隠さない形状に変更。首を動かしやすいようダクト構造も見直し、風量を増やすためにダクト口も広げている。

 素材面では、タレ部分にチタンコーティングの遮熱生地を使用した。直射日光を遮りながら、空調ウェアからの送風で首まわりや後頭部の負担を減らす狙い。耳元にファンを持たないため、現場の指示や周囲の音を聞き取りやすい点も特徴としている。

 空調ウェアの次に必要になるのは、体だけでなく頭まで風を届ける仕組みなのかもしれない。

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