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極上ステーキも振る舞われた“ゆるふわIT交流会”第5回をレポート

いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

2026年05月11日 09時00分更新

 想像以上にゆるっとしていました ――。という参加者の声も飛び出た「ゆるっとナイト」の第5回が開催されました。

 ゆるっとナイトは、TECH.ASCIIが主催する少人数&参加者主役のイベント。今回のテーマは「2026年度に“欲しい”&“捨てたい”ITサービス」でした。

 多くの企業で新年度がスタートした今、企業のIT投資はどこに向かっているのでしょうか。レガシーシステムの刷新や新規ツールの導入、進化の速いAIへの対応 ―― 皆さんも他社の動向が気になりますよね?

 今回も現役情シスをゲストに迎えて、ゆるーい雰囲気に乗じてホンネを聞き出しました。どのような話が聞けたのか、当日の様子をレポートします。

今回のゲストは製造業の情シス担当2名(+アスキー情シス)!

 ゆるっとナイトは、「情シスやエンジニアの方ともっと仲良くなりたい!」という想いから生まれた、“参加者が主役”の対面イベントです。2026年4月22日に開催した第5回では、IT投資に興味津々の50名以上の方々に、ASCII編集部のイベントスペースへお越しいただきました。

 前回のランサムウェア回に続き、今回も現役情シスの担当者を招いています!ゲーム形式で参加者も巻き込みながら、ゆるっとIT投資のリアルを語ってもらいました。

 協力いただいたのは、マルテー大塚の石井健太郎さんと富双合成の瀬田勝さんです。

 石井さんは塗装用の刷毛(ハケ)やローラーを手掛けるマルテー大塚の情シス担当で、普段はノーコードツール「kintone」のコミュニティで積極的に活動されています。

マルテー大塚 管理部 システム部 副部長 石井健太郎さん

 瀬田さんは、住宅内装材の壁紙や床材を製造する富双合成の情シス担当。前回イベントにも参加いただき、「これだけゆるっとしているなら…」と満を持しての登壇となりました。

富双合成 管理部システム課 瀬田勝さん

 そして、3人目に、角川アスキー総合研究所の情シスを代表して、執行が参戦しています。

角川アスキー総合研究所 管理本部 データ活用推進部 インフラ管理課 執行晃徳

司会はASCII編集部つばさとTECH.ASCII編集長の大谷、取締役吉川といういつものメンバーです

今捨てたい!欲しい!ITサービスは?そろそろAI提案疲れもあるんじゃない?

 こうしたメンバーでお届けしたのが、ゆるっとナイトの定番企画「情シスのホンネ予想」です。ゲスト情シス3名に「2つの選択肢」を投げかけ、どちらが多数派になるかを参加者に当ててもらいます。

前回はランサムウェアをテーマに情シスのホンネを聞いています

 より多く当てた参加者は、後述する「美味しい食べ物」もしくは「福引チケット」をゲットできます。質問やナイスリアクションをすると、ラフに追加チケットが贈られるのがポイントです。

 最初は、「ぶっちゃけ“もう捨てたい”ITサービスがある?」というお題。参加者の大多数が「山ほどありすぎ!」を予想しました。

皆さんそんなに捨てたいサービスがあるのでしょうか

 結果は……「“捨てたい”なんて…滅相もない!」がゲスト情シスの多数派に。

 思わず「レガシーなシステムは残っていないのですか?」と投げかけられるも、マルテー大塚の石井さんは、「もちろん各部門に残っています」と即答。「それらは現場で個別最適されているのです。無理やり全体最適しようとしても、コストが見合うとは限りません」と現状を明かしました。

 富双合成の瀬田さんも、「予算との兼ね合いで既に棚卸し済み、今残っているのは、本当に必要なサービスばかり」と語ります。

 一方、「捨てたいサービスがある」派のアスキーの執行は、「角川グループは企業統合してきた歴史があり、各社が使っていたレガシーツールを統合したい」とホンネをこぼしました。

参加者に本当に捨てたいサービスないの?と詰められる場面

 続いてのお題は「絶対に欲しい!ITサービスが心の中にあるか?」です。参加者の予想は半々に分かれましたが、結果は…「心がときめくものに出会えていない」が多数派でした。

今回の予想は半々に

 唯一、「絶対欲しいサービスがある」を選んだ石井さんが挙げたのが生成AIの「Claude」です。「社長のPCにこっそりClaude Cowork(自律的にタスクを代行するエージェント)を仕込みたい」と、経営層へ浸透させたい想いが伝わりました。

 一方の瀬田さんが「面白そうなサービスでも、調べるほど『このタイミングで入れるべきか』と悩んでしまう」と語れば、執行は「特にAI系は、某ビッグテックのサービスで事足りてしまうのでは?と感じることが多い」と、容赦のないコメントをしています。

 最後のお題は「また“AI押し”かよ…と最近よく思う?」です。

 結果は…「まだまだ、全然ウェルカム!」が多数派になりました。さきほどClaudeを挙げた石井さんは意外にも「AIはもう結構」派で、「LLMに乗っかるサービスはあまり使わない」というスタンスのようです。

 一方の瀬田さんは、「まだ発展途上の技術なので、とりあえず話を聞くのはOK」との話しで、執行も同様のようでした。

少数派が続いた石井さん

 その他会場では、「ベンダーロックインはどう思う?」という真面目な議論から、「年を取るとときめきセンサーは弱まる?」という切実な悩み、「もうええでしょう」と名指しで挙げられたサービスまで、ここだけのホンネが聞けています。

美味しいお肉片手に異業種交流 “巨大千本引き”も初登場しました

 イベントの後半は、ゲスト登壇者やASCII編集部も交えた「異業種交流」の時間です。ベンダーやユーザー企業が入り乱れ、さまざまな企業規模、業界、職種の方と直接話せるのが、ゆるっとナイトの真骨頂でもあります。

今回もおかげさまで満員御礼でした

 参加者の皆さんが、口々に話されたのは、普段交わらない人との「新たな出会い」があったことです。「色々な立場の人の悩みを聞けて、自社でも見直したいと思えるきっかけになった」と言う方もいれば、「熱意を持ってシステムが選ばれていることが分かり、身が引き締まった」というベンダーの方もいました。

皆さん「異業種交流」に満足な様子

 さて、ゆるっとナイトは無料のイベントですが、第1回から食べ物にこだわり続けています。今回のメインディッシュはお肉!7万円相当にもなるウルフギャング・ステーキハウスのプライムTボーンステーキが熱々で届きました(一切れ当たりでも3000円!)。

 情シスのホンネ予想で上位だった参加者は、長期乾燥熟成により柔らかさと旨みが増した極上のステーキを堪能しています。

出前ができる一番良いお肉を用意しました

その他にもお肉がたくさん

 もちろん、豪華賞品が当たる福引もしています!これまで活躍してきた「巨大ガラポン」はお休みして、今回初登場したのが「巨大千本引き」。各賞品がつながった多数の紐から1本を選ぶという、縁日やお祭りでよく見るタイプのくじ引きです。

 チケットを得た参加者は、ハンディファンやマルチポートハブといったデジタルガジェットや恒例となったゴディバのチョコレートなどを、ほくほく顔でゲットしていました。

満を持して登場した「巨大千本引き」

目当ての賞品は引けたでしょうか

次回のテーマは恐らく“Interop!” ネットワーク界隈の皆さんお待ちしています

 さて、TECH.ASCIIでは、ゆるっとナイトを通して、「10万人の情シスやエンジニアの方とお友達になりたい!」という、壮大な野望を持っています。

 次回、第6回のテーマは「Interop Tokyo 2026」。ネットワークにおける国内最大級の展示会にて、「情シスが欲しいサービスをみつけようぜ」という特番になる予定です(ゆるっと変更の可能性もアリます)。実施の際には、ネットワークベンダーやエンジニアの皆さん是非お待ちしています。

 まずは、オンラインから……といった皆さんは以下からゆるっとお友達になってください。

■ASCII Facebookページ(イベント情報や記事更新)
 https://www.facebook.com/weeklyascii/

■Facebookグループ参加(ゆるっとナイト)※承認制のため承認までに時間がかかることがあります
 https://www.facebook.com/groups/1099074399075662

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