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スバル、今年も“世界一過酷”へ WRX S4ベース車でニュルブルクリンク24時間に17回目の挑戦

2026年04月17日 16時00分更新

 SUBARUのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、5月14日から17日にかけてドイツのニュルブルクリンクサーキットで開催される第54回ニュルブルクリンク24時間レースに参戦すると発表した。SUBARUにとってこの挑戦は2008年以来続く取り組みで、2026年で17回目となる。

WRX S4ベースの「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026」で参戦

 ニュルブルクリンク24時間レースは、メーカーの技術と現場力、その両方が問われる耐久レース。2026年のSUBARUは、改良を施したWRXマシンと経験豊富な体制で、17回目の挑戦に臨むことになる。

 参戦車両は、昨年と同様に「WRX S4」をベースとする「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026」。参戦クラスは2.0L以上2.6L未満のターボエンジン車が争うSP4Tクラスで、SUBARUはこのクラスでの戦いに加え、2.6L以上4.0L未満のターボ車が属する上位SP8Tクラスまで含めた中でのトップフィニッシュを目標に掲げている。

 ニュルブルクリンクサーキットは全長約25km、高低差300mという起伏の大きいコースで、天候が刻々と変わることでも知られる。SUBARUはこの環境を「世界一過酷なサーキット」と位置づけ、その条件下で速さと意のままに操れる性能の両立を図るべく、車両の熟成を進めたとしている。

出力向上や新ABSなど、2026年仕様は各部を強化

 2026年仕様の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026」では、スバルグローバルプラットフォーム、水平対向エンジン、シンメトリカルAWDといった基本レイアウトを活かしながら、各部の性能向上が図られた。パワーユニット関連では最高出力を6.5%向上させたほか、ターボウエストゲートの電動化によって過渡応答性と制御性を高めた。

 加えて、ブレーキでは新ABSユニットの導入により車体安定性を向上。サスペンションではロールセンター高の変更によって旋回時のリヤ内輪の接地性を高め、各部ボールジョイントの耐久性も引き上げた。さらに空力面では新規エアロミラーを採用し、旋回性能の向上も図っている。

公開された参戦車両の主要スペックによれば、エンジンはFA24型BOXER DOHC 16バルブ AVCSシングルスクロールターボで、排気量は2387cc。最高出力は295kW(400PS)/6000rpm、最大トルクは590Nm/3500rpmとされる。トランスミッションは6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフトを採用する。

ドライバー4名と販売店メカニック8名で24時間に挑む

 チーム体制では、総監督を市販車やコンプリートカー開発で経験を積んできた高津益夫氏が務め、監督は沢田拓也氏、技術監督は渋谷直樹氏が担当する。ドライバーはカルロ・ヴァン・ダム選手、佐々木孝太選手、井口卓人選手、久保凜太郎選手の4名が名を連ねた。

 またSUBARUは、1990年のサファリラリー以来、全国の販売店から選抜したメカニックをモータースポーツの現場へ派遣してきたという。2026年のニュルブルクリンク24時間レースでも、選抜された8名の販売店メカニックがチームに参加し、レースを支える。

 SUBARUグループは、この取り組みを通じてメカニックの技術力を磨き、顧客への「安心と愉しさ」につなげていくとしている。

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