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レベル4自動運転、全国12地域で通信実証へ 総務省が検証団体を選定

2026年04月16日 15時45分更新

総務省のロゴ

 総務省は4月15日、「地域社会DX推進パッケージ事業」に基づき、レベル4の自動運転(特定の条件下でドライバーなしの運転が可能)の検証実施団体として12団体を選定、公表した。

 本件は「安全かつ効率的な自動運転のために必要な通信システムの信頼性確保等に関する検証」を目的としたもので、選定団体は以下のとおり。

●選定団体の代表機関・実証地域・実証内容の概要

■北海道

千歳市

代表機関:NTTドコモビジネス
実証概要:積雪・凍結路面における運行判断自動化と空港周辺混雑環境下における路車協調型合流支援による自動運転の柔軟性向上のための実証

■宮城県

仙台市

代表機関:NTTドコモビジネス
実証概要:複数キャリア回線・NTN等による通信安定性確保と路面・気象・信号等の外部環境情報を活用した自動運転車両制御・運行判断高度化の実証

■茨城県

日立市

代表機関:KDDI
実証概要:AIによるRANパラメータ最適化を活用した5G接続性・エリア品質最大化による既存インフラ効率活用と初期コスト低減の実証

■東京都

狛江市

代表機関:NTT東日本
実証概要:ローカル5G・キャリア通信マルチアクセス安定化構成とバス停・車内遠隔旅客サービスによる事業性向上の実証

■神奈川県

横浜市

代表機関:日産自動車
実証概要:多台数の自動運転車両を複数人で遠隔監視・支援する際の通信要件の整理と通信安定化技術の実証

■長野県

塩尻市

代表機関:KDDI
実証概要:5G SA・ネットワークスライシング・L4S等を活用した「1:N遠隔監視」に向けた通信・映像最適化の実証

■三重県

志摩市

代表機関:NTT西日本
実証概要:通信システムおよび路側インフラを活用した踏切横断時における自動運転車両制御の実証

■京都府

宮津市

代表機関:NTT西日本
実証概要:路側センサーによる車両検知情報及び積雪・凍結等の路面情報を活用した狭隘道路における自動運転運行管理技術の実証

精華町

代表機関:ソフトバンク
実証概要:通信とAIを活用した遠隔監視による自動運転バスの安全性定量評価手法及び自動運転バスとロボタク混在下のN:M監視運用による経済性の実証

■大阪府

大阪市

代表機関:大阪市高速電気軌道
実証概要:WiGig×メタサーフェス反射板による弱電界エリア通信改善及び路車インフラ連携車両制御の実証

■島根県

美郷町

代表機関:NTT西日本
実証概要:自営Wi-Fi通信網や低軌道衛星ブロードバンド通信等による不感地帯での自動運転運行及び遠隔監視の通信品質確保のための実証

■沖縄県

石垣市

代表機関:NTT西日本
実証概要:複数回線によるマルチパスの通信制御を用いたトラヒック輻輳下での通信安定性確保と「N:M遠隔監視」の通信要件検証及び経済性モデル確立のための実証

 各団体では今後、順次検証作業を開始予定。

 総務省は各団体の検証結果を踏まえ、2027年2月頃に最終の取りまとめを実施するとしている。

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