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「静かにして」言いづらい人に朗報 代わりに知らせてくれるライト、キングジムから

2026年04月14日 15時40分更新

 「静かにしてください」と誰かが言う、その気まずさを機械が肩代わりする製品が出てきた。キングジムは4月14日、周囲の声量を検知して光で知らせる「お静かにライト」を発表した。6月5日発売で、価格は4994円。

 一定以上の声量を本体前面のマイクが検知すると、やわらかな光を点滅させて注意を促す。うるさいかどうかを人が直接指摘するのではなく、“場のルール”として視覚化するのが特徴。図書館や自習室、コワーキングスペース、病院の待合室のように静かさが求められる場所で、間接的な注意喚起として機能する。

 検知には、人の耳の聞こえ方に近い「A特性(dBA)」を採用し、音量設定は約60dBA、70dBA、80dBAの3段階から選べる。環境に応じてしきい値を変えられるため、かなり静かな場所から、ある程度ざわつきのある空間まで対応範囲を広げられる。

 付属シートには「お静かに」のほか、「大きな声で」や無地も用意されており、発声練習や声量サポートにも転用できる。

 設置方法は据え置き、マグネット、壁掛けの3通りに対応し、電源も乾電池とUSB給電の両方を使える。サイズは幅95mm、高さ90mmほどで、受付カウンターや壁面に置いてもそこまで主張しすぎない設計だ。

 リモート会議、オンライン学習、共有オフィスの普及で、同じ場所にいながら求める音環境が人によって違う場面は増えた。そのたびに人が注意するのではなく、環境側がやんわり伝える方向へ進むのは自然な流れにも見える。

 “静かにしてほしい”を、空気ではなく光で伝える。かなり地味だが、こういう小さな装置のほうが、むしろ今の共有空間には効くのかもしれない。

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