eSIM対応のスマートグラス登場 スマホ不要でランニング中も“前を見るだけ”
2026年04月14日 10時25分更新
スマートグラスが、“単独で使える端末”に近づいてきた。Minimisが展開する「Flow AR」は、eSIM対応をうたうARスマートグラスとして予約を受け付けている。ランナーやサイクリスト向けに、スマートウォッチ、バイクコンピューター、スマートフォンの役割を1本にまとめる製品として紹介されている。
最大の特徴は、スマートフォン前提ではない設計だ。eSIMによるセルラー接続に対応し、通話やライブのルート更新、Stravaへの直接アップロード、音楽ストリーミングなどを単体でこなす。これまでのスマートグラスの多くが“スマホの拡張画面”にとどまってきたのに対し、“顔にかける独立端末”を目指している。
表示系もかなり本格的だ。右目側に1920×1080ドットのフルHDカラーマイクロディスプレーを備え、明るい屋外でも見やすい設計をうたう。ナビ、ペース、心拍、走行データを視界の周辺に重ねて表示し、視線を下に落とさずに情報を確認できるのが売りだ。ANT+で外部センサーと連携し、Garmin Variaとも連動する。
ハードウェアはAndroid 12ベースで、4GBメモリーとオクタコアプロセッサを搭載する。テンプル部分のジョイスティック操作や音声操作にも対応し、既存のトレーニングアプリやプラットフォームとの連携も想定されている。
想定価格は、クラウドファンドWefunder上の同社ページによれば、直販および小売チャネルで699ドル。市場投入時期は2026年第4四半期としている。
同社ではランニングやサイクリング中にスマホや腕時計に視線を落とすことが安全性や集中力を損なうとし、それを解決するためにFlow ARを開発したとしている。まだ量産前の段階で、実際の通信プランや、装着感などは今後の詰めが必要だ。ただ、eSIMを載せたことで、この分野が面白くなってきたのは確かだ。
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