2026年3月末で日本の3Gサービスが終了し、いわゆる「ガラケー」もほぼ姿を消そうとしています。一方、海外ではまだまだ3Gサービスを展開している国も多く、それらの国ではフィーチャーフォンも健在です。
エチオピアのキャリア、エチオテレコム(Ethio telecom)はフィーチャーフォンを使ってYouTubeやFacebookなどを利用できる、クラウドフォンサービスを展開しています。
3G/4GやWi-Fiに対応、タッチパネルも備えたエントリースペック
サービスを開始したのは2025年の10月、約半年前です。使用するフィーチャーフォンはチップセットがUNISOCのT127系。通信は3Gと4G、またWi-Fiも内蔵します。ディスプレーは最上位モデルでも3型(320×240ドット)と小型ですが、タッチ操作に対応しています。テンキーと合わせて自在な操作が可能です。
OSはAndroidではありません。クラウド連携可能なフィーチャーフォンOSと、詳細は不明です。チップセット性能は低いものの、アプリはクラウド側で動作するため、そのクラウドアプリの動作速度は通信回線速度に比例します。
独自OSとクラウドの融合で、低スペックでもSNSや動画を実現
端末のアプリから、雲型アイコンの「Znexus Telecoloud」を立ち上げます。端末はWi-Fiに接続されていましたが、クラウドへの接続はやや待たされます。接続後は画面に表示されるアプリアイコンが変わり、クラウド上にあるものが表示されます。SNSや動画配信のほか、ゲームアプリも提供されているようです。
なお、アプリの追加は個人ではできず、エチオテレコムが定期的に追加やアップデートをしています。
試しにYouTubeを起動してみました。画面をタップすると起動しますが、ここでも起動して画面が切り替わるまでには30秒程度待つこともありました。スマートフォンに慣れていると非常に遅いものの、数千円台のフィーチャーフォンでもスマートフォンでメジャーなアプリが利用できるのです。
デジタル格差を埋める一助に
QWERTYキーボード搭載機も期待
もちろんあらゆるアプリが利用できるわけではなく、文字入力などを考えると本格的に使うことは難しいでしょう。しかし、格安なフィーチャーフォンユーザーがまだまだ多い新興国では、クラウドフォンサービスはデジタルデバイドを解消する大きな役目を担ってくれるわけです。
QWERTYキーボード搭載のフィーチャーフォンも出てくるようなので、実際に使ってみたいものですね。
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