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配達という作業が物語になる“作業ゲー”。 どんどん引き込まれていった「DEATH STRANDING」

2026年04月10日 19時00分更新

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「作業ゲー」の概念

 こんにちは。ファミリーコンピュータと同い年、ゲームとガジェットを愛するASCII編集部のオールドルーキー、西川と申します。私の趣味はゲーム収集で、メガCDの全タイトル(116本)とXbox 360の全タイトル(725本)をコンプリートしています。

 ゲームの世界では、ちょっとした陰口のようなスラングがあります。たとえば「おつかいゲー」。「〇〇を取ってきて」「△△を届けて」といった依頼(クエスト)を受け、こなすことでゲームが進行するのですが、これが作業感があってつまらないというわけです。

 作業といえば、「作業ゲー」という言葉もありますね。レベル上げや素材集めなど、同じ操作(作業)を長時間・高頻度で繰り返す必要があるゲームです。こちらは没頭できるから楽しいという意味で使われることもあれば、「イベント周回は作業ゲーだから」という具合に、単純さをあげつらう言葉としても使われます。

 しかし、中には“作業”自体がゲームの根幹、ストーリーの中心になるようなタイトルもあるのです。

 というわけで、今回は「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」を取り上げます。AmazonではPS5版が62%オフの2,440円で購入できます(4月10日現在)。なお、マーケットプレイスからの発送になるケースもありますので、購入の際は出品者をよく確認しましょう。

 

まさに(配達)“作業ゲー”です

 「DEATH STRANDING」は、小島秀夫さんが、新スタジオ「コジマプロダクション」を立ち上げて初めて開発したタイトルです。

 私のゲーム遍歴からいっても、「メタルギア」「スナッチャー」「ポリスノーツ」と、小島秀夫さんの作品には必ず飛びついています。

 「メタルギア」ではステルスアクションの楽しさを覚え、「スナッチャー」や「ポリスノーツ」では1本の映画を見ているような体験をさせてもらいました。そして「DEATH STRANDING」では人との繋がりの大切さを感じました。

 突如発生した原因不明の大災厄によりアメリカ合衆国は崩壊、地上の社会基盤はほぼ消滅し、無人の荒野となった北米大陸が舞台です。

 主人公=サム・“ポーター”・ブリッジズを操って配達物を目的地まで届け、その過程で入手できるツールとアイテムや資材を活用、さらに安全かつ迅速でより効率的な移動の配達ルート開拓と復旧を続けていくという内容。そう、ストーリーそのものが「作業」にまつわる、まさに“作業ゲー”です。

 漫画の「テガミバチ」という作品が好きで、手紙を届けることと荷物を届けること違いはありますが、ポストアポカリプスの世界で人と人をつなぐという点が似ていることも気に入っているところです。

 

スルメのように噛めば噛むほど味が出てくる

 やることとしては、指定されたものを指定された街に物を運ぶというシンプルなものです。作業するだけのゲームかと思いきや、風景が綺麗でついつい景色に見とれてしまう旅している感覚が楽しい。

 ネットに繋いでいるとほかの人がどういうルートを通っていたのかや、橋や梯子を残しておいてくれたりして、プレイヤー通しの繋がりも感じられて良いですね。

 そして、物を届けると進むストーリーも素晴らしく、世界観にどんどん引き込まれていく沼ゲーです。配達し、ルートを開拓していくという作業そのものがゲームの中心になっているわけです。配達という作業が物語になる“作業ゲー”ですね。

 主人公を演じるノーマン・リーダスは「ウォーキングデッド」のダリル役で知っていましたが、本編をプレイすることでマッツ・ミケルセンを知りファンになってしまいました。そういう方も多いのではないでしょうか?

 最初は荷物を持ちすぎてこけることが多かったり、退屈さを感じてしまったりすることもあるかと思います。スルメのように噛めば噛むほど味が出てくる作品だと思いますので、ぜひ最後までプレイしていただきたい。

 
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