週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ソウルのスマホ買取マシンで「Galaxy Z Fold7」を買取に出してみた

2026年04月13日 12時00分更新

 韓国の家電量販店やスーパー、キャリアの店舗に行くと、見慣れない自動販売機のようなマシンが設置されています。これは、MINTIT(ミンティット)のスマートフォンの自動買取機(ATM)です。実はこのマシン、2022年に日本に進出したものの、現在は撤退している模様。スマートフォンの買取文化の違いが、普及の差につながったと考えられます。

ソウルの大手スーパーに設置されているMINTITの端末(右)

 筆者は2025年12月に韓国でGalaxy Z TriFoldを約38万円で購入しましたが、その原資の一部にそれまで使っていた韓国購入のGalaxy Z Fold7(512GBモデル)を売却しようと考えました。しかし、MINTITの利用には韓国の携帯番号と銀行口座が必要なのでなかなかできず、2026年3月下旬に現地在住の友人の助けを借りて、買取に出してみました。

韓国語メニューでハードルも高い

アプリと連携! 意外と簡単な自動買取の手順

 売却の段取りは……

(1) スマートフォンにMINTITアプリを入れる。
(2) MINTITマシンで買取を選び、表示されるWi-Fiに接続。
(3)スマートフォンのGoogleアカウントを消去。
(4) 別のスマートフォン(買取に出すわけなので、新しいスマートフォンをすでにもっているはず)の画面に自動で表示される指示に従う。

 といった具合です。

動画で指示が流れるのでわかりやすい(韓国語ですが)

 新しいスマートフォン側で手続きを開始すると、MINTITマシンのディスプレイ部分が上がり、スマートフォンを中に入れるように指示されます。折りたたみスマートフォンなので、まずは開いて中に入れます。入れる場所はマシンのディスプレイ部分に表示されるので、入れ間違うこともないでしょう。

Galaxy Z Fold7を開いて入れる

 そのあとはマシンのディスプレイ部分が閉じて、外観をチェックするようです。時間は1、2分程度でした。

外観チェックに入る

 続いてマシンのディスプレイ部分が開き、今度はGalaxy Z Fold7をいったん出して、本体を閉じて置きます。同様にきちんと置かれたら、マシンのディスプレイ部分が下がって再び外観チェックです。同時に内部のアプリが動き、スマートフォン本体の故障がないかどうかも調べているようです。

今度は本体を閉じていれる

ドキドキの査定結果は? 数分で完了するスピード感

 なお、最高買取金額はMINTITのホームページから調べることができるのですが、Galaxy Z Fold7は新しい機種のためか価格は表示されていませんでした。参考までに、Galaxy Z Fold6で72万5000ウォン、約7万5000円が上限。

査定を待つ間はドキドキする

 再び2分ほど待つと、画面に査定結果が出ました。80万5000ウォン、約8万5000円です。半額以下となりましたが、実は筆者の端末は側面の電源ボタン付近に傷(本体の塗装剥がれ)があり、またアウトディスプレーに1本、薄い傷が入っています。本体の動作は問題ないのですが、外観チェックで価格がこの程度になったと思われます。

買取金額が確定

 ちなみに、このGalaxy Z Fold7は購入時にMINTITの「1年後下取り保障」に入っており、1年後に本体に問題なければ定価の半額で買取してくれる予定でした。今回の査定額よりも高い金額です。とはいえすぐにお金が必要だったことから、この金額で決定しました。納得ができないようであれば買取を中止して、端末を持ち帰ることも可能です。

「買取」ボタンをタップ、これで完了

 日本で買取に出せば、Galaxy Z Fold7 512GBの日本モデルは最低でも12万円台だそうですが、筆者の製品は韓国版であり、さらに傷もあります。そのため買取額はもっと下がるでしょう。今回はMINTITの使用感も探りたく、あえてそのまま韓国で買取に出しました。

MINTITからメッセージ。この後銀行口座と名前を送ると、すぐ入金される

 操作の流れは難しくはなく、数分で買取が完了するため使い勝手は高いと感じられました。日本で流行らなかったのは、前の端末をそのまま維持したいとか、2年後返却プランが普及しているという事情があるのかもしれません。

 筆者は引き続きメインのGalaxyスマートフォンは韓国版を使う予定なので、今後の買い替えの時もこのMINTIT ATMを使おうと思います。

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります