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RTX 5080とRTX 5070とRTX 5060で効果の差がだいぶ違う?

平均108fpsが517fpsに!?DLSS-MFGの6xモードとダイナミックマルチフレーム生成は確かにすごかった、でも弱点もあった

2026年04月11日 10時00分更新

DLSS 4.5

 NVIDIAがCES 2026で発表した「DLSS 4.5」は、2つの技術が目玉になっている。1つはアップスケーラーである「DLSS Super Resolution(DLSS-SR)」の学習モデルを、第2世代トランスフォーマーモデルにアップグレードすることで画質を向上させるというもの。これに関しては以前の記事にて検証済みだ。

 そして、もう1つはマルチフレーム生成。つまり、「DLSS Multi Frame Generation(DLSS-MFG)」のさらなる強化だ。GeForce RTX 50シリーズ最大の武器であるDLSS-MFGは、連続する2フレームの間に3フレームを挿入し、最大4倍のフレームレートを獲得する技術である。

 GeForce RTX 40シリーズで採用したDLSS-FR(Frame Generation)は最大2倍であったことを考えると、DLSS-MFGの段階でかなりのブーストになる。DLSS 4.5ではこのDLSS-MFGを強化し、連続する2フレームの間に最大5フレームを挿入することで、最大6倍のフレームレートを引き出すことを可能にする。

 DLSS-MFG 6xモードを利用するには、「GeForce RTX 50シリーズ」「NVIDIA Appのv11.7以降」「Game Readyドライバー(バージョン595.97以降)」の3つが必要だ。要はGeForce RTX 50シリーズユーザーであれば、NVIDIA Appとドライバーの更新だけでフレームレートが爆上がり! という無料アップグレードなのである。

 しかし、「タダ(無料)より高いものはない」という格言がある通り、この手の技術はメリットだけではない。そこで、本稿ではDLSS-MFG 6xモードやDLSS-DMFG(後述で詳細を解説)について、筆者が試せる範囲で検証した結果をお届けするとしよう。

「固定倍率」でDLSS-MFG 6xモードを利用する

 まずはDLSS-MFG 6xモードを利用する手順について解説しておこう。まずNVIDIA Appを起動し、6xモードを使用したいゲームに対し、フレーム生成の倍率を6xに設定するだけ。ただし、現状ではDLSS-MFGに対応していても、4x止まりのゲームも存在する。その場合は、NVIDIA Appのアップデートを待とう。

 また、グローバル設定を利用し、DLSS系の設定はすべて「推奨」にしておこう。

DLSS 4.5

NVIDIA Appを起動し、左の「グラフィックス」から「グローバル設定」を開く。そこにある「DLSSオーバーライド- モデルプリセット」を選ぶ

DLSS 4.5

デフォルトは「3Dアプリケーション設定を使用する」だが、「推奨」をクリック。こうすることで、DLSS-SRの学習モデルでより新しいトランスフォーマーモデルが使える

DLSS 4.5

グローバル設定が終わったら、DLSS-MFGの設定を変更したいゲームを選ぶ(ここでは「サイバーパンク2077」)。中段の「DLSSオーバーライド – フレーム生成」の右にある「グローバル -3Dアプリケーション設定を使用する」をクリック

DLSS 4.5

倍率固定で6xモードを選ぶ場合は、この画面にある「修正済み」を選択する。「マルチプライヤ」の部分にある数値がDLSS-MFGの倍率となる。最低3x〜最高6xまで4段階の設定が選択可能だ。ちなみに、「修正済み」は完全な誤訳である。NVIDIA App開発チームはローカライズ仕事が雑で本当に困る……

DLSS 4.5

先月リリースされたばかりの「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」の場合、検証時点ではフレーム生成モードは4xが最大値だった。こういうゲームの場合はアップデートで対応されることを待つのみである

 ちなみに、DLSSオーバーライドのフレーム生成は、「プリセットA」のほかに「プリセットB」が選択できるゲームがある。ゲーム画面でメニューや体力のバー表示(いわゆるHUD)がフレーム生成で乱れてしまう場合に、プリセットBを選択すると軽減されるとNVIDIAは説明している。

 ただし、フレーム生成のプリセットBは、ゲーム側が「UIデプスバッファー」を提供しているタイトルでないと効果がない。プリセットBで改善しないようであれば、その時はあきらめよう。

DLSS 4.5

DLSSオーバーライドのフレーム生成のところは「推奨」でよいのだが、一部のゲームではプリセットBが選択できる。ただし、これを選択したところでデメリットは(筆者の知る限りは)ないので、試してみて都合がいいほうを選ぼう

プリセットBで効果が見込めるゲーム(レビュアーズガイドより引用。2026年4月1日時点)

●Battlefield 6 (キャンペーン)
●Borderlands 4
●DOOM: The Dark Ages
●Dragon Age: The Veilguard
●The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
●F1 24
●F1 25
●Forza Horizon 5
●God of War Ragnarök
●Horizon Forbidden West
●Horizon Zero Dawn Remastered
●Indiana Jones and the Great Circle
●Marvel’s Spider-Man 2
●Marvel’s Spider-Man Remastered
●Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
●Monster Hunter Wilds
●Outer Worlds 2
●Ratchet & Clank
●Star Wars Outlaws
●Starfield

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