え!?と度肝を抜かれました。ご存じ、うどんチェーン「丸亀製麺」が、「うどんメシ」なる新商品を出してきました。うどんとごはんを融合させたメニュー。うどん専門店として、そんな規格外あり??
攻めの「うどんメシ」、その背景は外食の逆風
株式会社丸亀製麺は、3月末に都内で発表会を開催し、新メニュー「丸亀うどんメシ」を発表しました。4月7日からロードサイドの店舗を中心に期間限定で提供する予定です。
ぶっ飛んだ印象を受ける内容ですが、背景として語られたのは、意外にも外食業界を取り巻く厳しい状況です。
原材料費の高騰が続く中、物価と賃金のバランスも業界全体の課題となっています。さらに、政策として議論されている食料品の消費税ゼロの可能性にも言及。これが実現した場合、内食との価格差が広がり、外食のハードルが上がる懸念があるとしています。
振り返ると、同社はコロナ禍の2021年に「丸亀うどん弁当」を展開し、テイクアウト需要を取り込みながら乗り越えてきました。
そうした経験を踏まえ、「丸亀製麺にしかできないこと」で逆風を乗り越えていく方針を示しました。その一環として打ち出すのが、新カテゴリーの「丸亀うどんメシ」です。
コンセプトとして掲げられたのは「ゴークレイジー」「本能全開」「うどんとメシ」。
ではなぜ「うどんメシ」なのか。気になるところですが、着目したのは現代人の「精神的な疲労」だったといいます。昨今は情報過多の中で、常に“正解”を選ぶことが求められ、合理性が優先されがちです。
発表会では、脳科学者の枝川義邦さんが登壇。脳科学の観点から、ときには理屈や正しさを脇に置き、本能のスイッチを入れることも大切だと語りました。
生活を豊かにするためにある種の“本能の解放”は大事。「丸亀うどんメシ」は五感を刺激し、無我夢中になれるメニューだとしています。
そばめしっぽい。ごはんの中にうどん
実際に「丸亀うどんメシ」とは?
名前のとおり、うどんとごはんを大胆に組み合わせた一品。丸亀製麺としては初、鉄板風のグリルパンスタイルで提供されます。
うどんはごはんとなじみやすいよう短くカットされており、B級グルメでおなじみの「そばめし」のうどん版みたいですよ。
グリルパンで注文が入ってから焼きたてで提供。もちもちのうどんに、ごはんが一体となった「ふわッ、もちッ」食感が特徴だといいます。
味は、香ばしさが魅力の「ソース味」と、パンチのある「ねぎ塩味」の2タイプで、「丸亀うどんメシやみつきソース味」「丸亀うどんメシふわ玉ソース味」「丸亀うどんメシやみつきねぎ塩味」「丸亀うどんメシ海鮮ねぎ塩味」の全4種です。
加えて、うどんのみを楽しめる「丸亀焼きうどんやみつきソース味」も用意されています。
食べてみた!
ソースは“屋台系”、ネギ塩はニンニクがスゴイ
発表会ではいち早く試食できました!
まず「丸亀うどんメシやみつきソース味」。
見た目は、チャーハンのよう。よくよく見ると、数センチほどに短く切られたうどんが入っています。食べる前からソースの香りが香ばしく、「よっしゃー!」とお祭りの屋台のように気分が上がります。
ひと口目からソースの旨さがガツン!見た目どおり、屋台のようなしょっぱい&濃厚な味で食欲に刺さります。キター。
ごはんの粒感がメインですが、もちっとしたうどんがいいアクセント。ごはんに埋もれてしまうのではと懸念してましたが、そんなことはなく、うどんの存在感もちゃんとありました。
そばめしの場合、麺を細かく刻んでごはんと一体感を出すケースが多いですが、「うどんメシ」はうどんのカットが大きく、うどんの食感の持ち味を残しています。ここが、うどん主体の丸亀製麺らしいこだわりポイントなのでしょう。
炒めた玉ねぎやキャベツなど野菜も香ばしくおいしい。お肉も入っていて満足感は十分。また、紅生姜やマヨネーズといった間違いないトッピングもあり、確かに夢中で食べきってしまいそうです。
丸亀製麺では天かすも無料なので、天かすをのせるとよりお祭りっぽい感じになるかも!
「丸亀うどんメシやみつきねぎ塩味」も食べました。
見た目はあっさり系かと思いきや、大間違い。こちらはニンニクが強めのニンニクねぎ塩味でした。強烈パンチ!
コショウのアクセントもきいていてインパクト強烈。ごはんの中のうどんのもちっとした食感が楽しく、どんどん箸が進みます。
ナベコ的にニンニクが好きというのもあり、「ねぎ塩」がはまりました。ニンニクの香りを気にしないのであればガッツキ系としてかなりオススメ。
なお、「丸亀うどんメシ ふわ玉ソース味」は持ち帰りには対応していませんが、その他のメニューは専用容器でテイクアウトが可能です。家でも食べられるのがうれしい。
4月7日から全国でスタート
発売前には神田・小川町にポップアップ店舗も
本能全開をテーマに掲げた「丸亀うどんメシ」。丸亀製麺では、これまでも「丸亀うどーなつ」や「丸亀シェイクぴっぴ」など、スイーツやサイドメニューへとうどんの幅を広げてきました。
その流れの中で、うどんでありながら“ごはん派”の需要も取り込む「うどんメシ」を打ち出してきました。あえて型破りを攻めていく、その自由な発想と挑戦には拍手喝采です。
価格帯は790円~980円と、従来のうどんメニューよりもやや高め。客単価の押し上げにもつながる可能性もありますよね。
話題性いっぱい。ごはん派のあなたも、丸亀製麺に足を運んでみては。
なお、新メニューをいち早く体験できるポップアップとして、4月1日~6日の6日間限定で、東京・神田小川町に「丸亀うどんメシ 本能解放食堂」がオープン。「丸亀製麺 神田小川町店」の通常営業を一時休止し、特別営業する形です。
近くに行く機会があれば、ひと足先に“本能全開”を体験してみるのもアリ。
※記事中の価格は税込み
※記事中の価格は税込み
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