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エレコム「DE-C86-10000」シリーズ

ポテンシャルの高さ感じます! 安全度アップのモバイルバッテリー「半固体電池」がスゴそう

「DE-C86-10000」シリーズを購入する3つのメリット

 モバイルバッテリーユーザーの最大の不安は「発火の危険性」。万が一の事故発生の際、携行時には周囲に危険が及ぶうえ、自宅で保管中に発火すると火事の可能性もあります。これからのバッテリーは安全性の高さが大きな選択基準。「DE-C86-10000」シリーズを詳しくチェックしていきましょう。

ポイント(1)ゲル状電解質で液漏れや発火リスクを低減

 従来のリチウムイオン電池は液体電解質が使われていますが、本製品は電解質をゲル状にした「半固体電池」を採用。これにより液漏れのリスクが減り、万が一の内部ショート時にも可燃性ガスの発生や放出が抑制され、発火しにくくなっています。

ゲル状電解質の半固体電池は液漏れのリスクを軽減。さらに開発時に釘刺しや圧壊などの試験を実施

 製品開発時には釘刺しや圧壊などの試験を実施したうえで、安全性が高いことが確認された半固体電池を採用。電解質以外の素材にも、安全性の高い素材や加工を施すことで、総合的に安全性が高められています。

 また、半固体電池の採用に加えて、過充電・過放電・過電流防止機能および短絡保護機能を搭載。異常を検知すると自動で動作を停止し、事故を未然に防げます。通電時に温度を監視・制御する「Thermal Protection」機能も搭載。5つの多重保護を備えた回路設計は、圧倒的な安心感を裏付けします。

過充電・過放電・過電流防止機能および短絡保護機能を搭載。異常を検知すると自動で動作を停止

通電時に温度を監視・制御する「Thermal Protection」機能も搭載

「安全対策が施された次世代バッテリーを携帯している」という精神的な安心感は想像以上です。さらに、マイナス15度の極寒から45度の猛暑まで耐えられる幅広い温度範囲も心強く、真夏の屋外や冬のアウトドアでも安心して使えるのは大きなメリットです!

放電温度範囲が広く、アウトドアでも活用しやすい

YouTubeで「DE-C86-10000」シリーズのレビュー動画を見る

ポイント(2)長寿命2000回で大容量10000mAh

 安全性が高いと聞くと、その分性能やサイズ、使い勝手が犠牲になっているのでは? と思われがちですが、容量は10000mAhと必要十分。重量も約220gと、従来の同容量のモバイルバッテリーと遜色ないサイズと重さに収まっており、リチウムイオンバッテリーとの1mAhあたりの重量差もほぼ同等。カバンに入れて毎日持ち歩いても全く負担になりません。

約220gと、従来の同容量モバイルバッテリーとほぼ同等の重量。毎日の持ち歩きも負担にならない

 さらに驚くべきは、サイクル寿命(繰り返し使用回数)が約2000回という点です。一般的なリチウムイオン電池の約4倍も長持ちするため、直販価格は8480円と少し高めですが、買い替え頻度やバッテリー廃棄時の手間を考えると長期的なコスパは圧倒的に高いと言えます。

ポイント(3)状態表示や最大35W出力で機能的に不満無し

 日常の使い勝手も抜群に仕上がっています。USB Type-Cポートを2つ、USB-Aポートを1つ備え、Type-C単ポート使用時は最大35W、複数ポート同時使用時は合計最大20W出力に対応。スマホはもちろん、外出先でいざという時にはノートPCへの給電もできるため、これひとつあれば「安心」です。

USB Type-Cポートを2つ、USB-Aポートを1つ備え、Type-C単ポート使用時は最大35W、複数ポート同時使用時は合計最大20W出力が可能。パススルー充電にも対応する

 さらにうれしいのが、電池の健康状態をLEDの色(青・橙など)で知らせてくれるエレコム初の「Health Monitor」機能。電池サイクルに応じて色が変化し、買い替え時期をお知らせしてくれます。バッテリー残量も1%単位でLEDパネルにデジタル表示されるため、「あとどれくらい使えるか」が明確にわかるのも安心感の高さにつながります。

バッテリー残量は1%単位でLEDパネルにデジタル表示

消灯(~約250回)、青色(約251回~500回)、橙色(約501回~)のLEDで充電サイクルを示す「Health Monitor」機能を搭載

購入時に注意するべき側面2つ

ポイント(1)長期利用時の性能や耐久性はまだ未知数

 複数メーカーが搭載製品を投入しつつある半固体電池のポテンシャルは非常に高く期待大ですが、製品としては市場に出始めたばかりの新しい技術です。サイクル寿命約2000回という長寿命がうたわれていますが、実際の長期利用シーンにおいて、数年後にどれくらい性能を維持できているのか、耐久性がどう変化していくのかについては、現状ではユーザー側の実体験として未知数な部分もあります。

長期利用時の耐久性や性能維持は、実体験として未知数

ポイント(2)絶対安全ではなく相対的に安全な可能性

 電解質が液体ではなくゲル状になって安全性が大幅に高まっているとはいえ、ベースはリチウムイオンバッテリーであることに変わりはありません。長時間高温になる場所へ放置したり、強い衝撃や極端な圧力をかけたりすれば、膨張や発火など異常が起きる可能性はゼロではありません。

ベースはリチウムイオンバッテリー。長時間の充電放置だけでなく、高温になる車内保管やカバンの中での圧迫などで異常が発生する可能性も

 決して「どんな扱いをしても絶対に安全」と過信せず、「相対的に安全な可能性が高い次世代バッテリー」という意識を持ち、正しい取り扱いを心がける必要があります。

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