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あの素晴らしいチェレスタをもう一度

NHKラジオ第2放送、今夜で完全終了

2026年03月31日 15時00分更新

NHK秋田放送局と札幌放送局のベリカード(受信確認証)

NHK秋田放送局と札幌放送局のベリカード(受信確認証)

 日本放送協会(NHK)は3月31日12時現在、「NHKラジオ第2放送」の一部周波数を使用して、「ラジオ第2放送終了告知放送」を放送している。

 ラジオ第2放送はNHKのラジオ放送再編に伴い、3月30日0時05分をもって本放送を終了。約5時間の夜間休止時間を経て、同日5時55分頃から「ラジオ第2放送 終了告知放送」に切り替わった。

 終了告知放送は、3月30日と3月31日の5時55分頃から23時45分頃まで実施。1日の放送を午前枠(5時55分頃〜13時14分)、午後枠(13時15分〜16時19分)、夜枠(16時20分〜23時45分頃)に分割した3枠構成となっている。

 放送は器楽曲のBGMを基本に、数分間隔でラジオ第2放送の終了と、その時間帯に放送していた番組の移行先(新AMまたはFM放送)、新しい放送時間を案内する内容。対象番組が存在しない場合(ラジオ再編の告知番組「らじるの時間」の放送枠など)は、BGMのみの放送となる。

 コールサインと局名案内については、筆者が確認した限り、少なくとも午後枠と夜枠の終了時にアナウンスされている(道内各局は「NHK第2放送です」のアナウンスのみで、コールサインはなし)。

 一方、平日の本放送終了後に流れていた「君が代」と「チェレスタ」は、3月30日の夜枠終了後は放送されなかった。(これを受け、Xでは一部リスナーから「チェレスタロス」を嘆く声が挙がっている。)

 NHKラジオ第2放送は1931(昭和6)年、それまで1波体制だった国内向けラジオ放送から、教育関連の番組を分離する形で誕生。当初は東名阪エリアのみの放送だったが、戦時中の休止を経て、戦後、順次全国へ拡大した。

 全国化後の送信設備については、先行するラジオ第1(現NHK-AM)とは異なり、数ヵ所の高出力局で全国をカバーしつつ、10kW以下の局で難聴取地域を補完する方式を採用。各地域独自の番組が含まれるラジオ第1と、基本的に全国共通の番組しか放送しないラジオ第2の違いが、インフラ面にもあらわれた形だ。

 高出力タイプの送信所は札幌、秋田、埼玉、大阪、熊本に配置され、大阪を除く4局は国内最大級の送信出力500kWを誇る。このクラスの設備は海外では国際放送に使われることもあり、実際、NHK秋田放送局には、海外のリスナーからラジオ第2の受信報告が届いたこともあるという。

 普段はラジオを聴かないという人も、今夜は窓辺にラジオを置いて、ラジオ第2放送の95年の歴史に思いを馳せてみてはどうだろうか。

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