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ドコモの3Gがついに終了するもガラケーは健在 ただし、旧型ナビなどへの影響には要注意

2026年03月29日 12時00分更新

3G回線を使った自動販売機などで影響あり

 3Gまでしか対応しないケータイやスマートフォンは相当に古いので、今でも使っている人はあまりいないだろうが、社会的に見ると問題は別のところに存在する可能性がある。3G通信モジュールを組み込んだ各種機器だ。

 よく知られているところでは、タバコの自動販売機で年齢確認をするための「taspo」。taspoのカードの有効性を確認するための通信に3Gを用いており、機器が更新されることはなく、運用自体が終了とのことだ。今ではコンビニでの購入者が増え、タバコの自動販売機自体が著しく減少しているが、運転免許証やマイナンバーカードを使った年齢識別装置へと更新しない自動販売機はそもそも使えなくなる。

3G

既存のタバコ自販機向けに運転免許証かマイナカードを使った年齢識別装置を組み合わせられるソリューションを提供するメーカーも存在するが、そもそもタバコ自販機自体が街中から姿を消している

 ほかにも3Gの通信サービスに依存している自動販売機や決済システムなどにも影響があると言われている。3Gの停波は何年も前に公表されており、ドコモ側では契約者に対して対応をしているはずだが、ユーザー側がシステムを更新して維持するほどの投資効果が望めないと判断した場合は放置されることになる。キャッシュレス対応の自動販売機でも、4月からは現金のみになる可能性はありえる。

6年前の新車でもコネクテッドサービスが使えなくなる可能性

 そのほか個人に影響がありそうなものでは自動車がある。モバイルネットワークを使って各種案内や非常通信、遠隔で状態確認ができるクルマは多くなっているが、初期のものは3Gのみ対応のモジュールが内蔵されており、それらも通信できなくなる。トヨタ、日産、BMWなどでは利用者向けに案内を出している。

 3Gのみ対応と聞くとすごく古い車種のみかと思いきや、日産では2017年に登場したリーフにおいて、2019年12月までの車両の車載通信機に影響があり、NissanConnectのサービスが使えなくなる。通信ができないことで動かなくなったり安全でなくなったりするわけではないが、サービスを有効に使っていた人にとっては痛手で、自動車の価値が大きく下がったと感じることもあるだろう。

3G

2017年からの2代目日産リーフの場合、旧型のナビを搭載しているとNissanConnectは使えなくなる

3G

3G終了で通信機能が使えなくなる2019年までの旧型ナビゲーション。後期型の画面が大きいタイプは継続して使用できる

大半のケータイ・スマホユーザーにとっては影響はないだろう

 今ガラケーを使っていても、大半は4G対応モデルだろう。3月末の3G終了で慌てる必要があるのはごく一部のユーザーだ。そもそも、3Gのプランで3Gケータイを使っているのなら、ドコモからしつこく何度も案内が来ているはずだ。

 ガラケーユーザーが、これを機会にスマートフォンに変更するのは特段止めはしないが、困ることはないのに無理して変更する必要もない。こういう時期だからこそ、落ち着いて、いいサービスを選んでほしい。

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