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物理IPには真似できない4%の差はどこから生まれるか? RTL実装が解き放つDimensity 9500の真価

2026年03月23日 12時00分更新

スマホの寿命を削らずに限界まで速く!
CPUの健康診断をしながらフルパワーを出す技術BDC

 やっとDMPAに話が戻ってきた。DMPAはBDC(Boosting-Duty Control)とATC(hardware Adaptive Thermal Cooler)の2つから構成されるが、このうちBDCの仕組みを説明したのが下の画像だ。

A-Sensorの確認頻度は100msないし10μsとなっている。どう使い分けるかは次に出てくる

電圧ブーストが始まるまではA-Sensorの確認頻度は100msごとだが、ブーストされている間は10μsで確認する。一方電圧ブーストの終了は1msごとに確認されるとのこと

 ブーストの流れは以下のとおり。CPUの劣化具合でブーストを制御する仕組みが独特である。

① まずA-Sensorから一定時間内のカウントを取得、逆算してA-Sensorの速度から劣化具合を確認する。ここで劣化具合が規定内(ROBD未満)ならばブーストフラグを立てる(=ブースト許可)
② 逆に規定外(ROBD)以上であればブーストフラグを落とす(ブースト不許可)
③ CPUは常時ブーストフラグをチェックする。
④ CPU負荷が高く、かつブーストフラグが立っていたら、CPUはブーストのリクエストを出す。
⑤ ブーストのリクエストを受けて電圧ブーストが行なわれる。ちなみにこの間も常にA-Sensorの監視はされており、A-Sensorの結果がしきい値を超えたら直ちにブーストフラグが落とされ、これにともない電圧ブーストは終了する。

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