アフリカやアジアなどでモバイル製品を展開する中国メーカーのTECNO(テクノ)は、MWC 2026に合わせて背面にさまざまなアタッチメントを装着できるモジュラー式スマートフォン「Modular Magnetic Interconnection Technology concept」(以下、モジュラーフォン)を発表。また3つ折りスマートフォンの新しいフォームファクターとして「G型」モデルを公開した。
100倍望遠レンズも装着可能、約10種類のモジュール
モジュラーフォンは本体カラーがブラックの「MODA edition」と、ホワイトと赤いアクセントの「ATOM edition」の2種類が展示された。どちらもコンセプトモデルで製品化の予定などは未定だ。交換式モジュールは約10種類が展示されていた。
スマートフォン本体のスペックは非公開。背面には「カメラ部分」「カメラ下部」「背面下部」にモジュール接続用のマグネットが埋め込まれている。また、カメラ下部と背面下部にはモジュールとの電気接続用の端子が備わっている。
本体の厚みはわずか4.9mmと薄い。この厚みの中に3000mAhのバッテリーが内蔵されている。スマートフォンはモックアップではなく動作するモデルであり、モジュールを合体させてそれらを使うこともできた。
モジュールを実際に取り付けてみた。これはBluetoothのエクステンダーで電波強度を高めるモジュールとのこと。このようにモジュールの横幅はスマートフォン本体と同じ必要があるが、高さや厚みに制限はない。
こちらは2つのモジュールを取り付けた例。上側がスピーカーモジュール、下側がマイクモジュール。このように複数のモジュールを同時に装着できる。
こちらはカメラの3倍望遠モジュールをさらに取り付けた姿だ。レンズだけなので電気的な接点は必要なく、スマートフォンのカメラ部分にマグネットで貼り付けて利用する。そしてこのように、ほかのモジュールを付けたままそれぞれを自由に脱着できるのだ。
積み重ねて装着もできるバッテリーもアイディアに優れたモジュールだ。バッテリーサイズはスマートフォン本体レベルの薄さで容量は3000mAh。これを取り付けると本体と合わせ合計6000mAhの容量が利用できる。
さらにこのバッテリーを重ねて装着すれば、容量を増やすことができる。ブースには4枚のバッテリーが展示されており、すべてを装着すると「本体3000mAh+3000mAh×4」となり、合計12000mAhとなる。なお、理論上はバッテリーの積み重ね枚数に上限はないものの、端子同士の抵抗があるため、たとえば10枚を重ねたとしても現実的には3000mAhをそのまま使うことはできない。ブースにあった4枚程度が実用上の上限だろう。
そして、最も話題を呼んだモジュールがレンズ交換式のカメラモジュールだ。金属ボディーで質感も高い。レンズを保護するキャップも付属している。
スマートフォン本体が薄く、カメラモジュールの台座部分もそれほどの厚みはないため、装着してみると片手でもラクに持てる大きさに収まる。このままカメラモジュールだけでも販売してほしいと感じるほど仕上げも良かった。なお、スマートフォンとの接続はWi-Fiとなる。
レンズを外すと内部にセンサーがそのまま見えるが、コンセプト段階の試作機のため実験的な仕上げとなっている。センサーサイズは1/3程度と推測される。また、レンズのマウントは非公開で独自のもの。将来はマイクロフォーサーズなど規格マウントを採用し、さまざまなレンズが利用できるようになることを期待したい。
実際に撮影してみたが、光学レンズのため高い倍率でも高画質な写真や映像を撮ることができた。AI制御を組み合わせれば、現在のスマートフォンでは撮影できない、数百倍などの超高倍率撮影も可能になりそうだ。
もう1つのモデル「ATOM edition」は、背面の端子の位置や形状が異なっている。これは、異なるレイアウトの試作機を並行して用意し、モジュール着脱時の操作性や設計上の最適解を探る狙いがあるのだろう。
モジュールの形状は同じで、色が異なっている。
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