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「ランサム攻撃による被害」が組織編1位

IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」発表、唯一の初選出はみんな大好きなアレのリスク!!

2026年03月02日 07時00分更新

情報セキュリティ10大脅威 2026 [組織](IPA公式サイトより)

AIによる新たな脅威が現実的に

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2026年1月、「情報セキュリティ10大脅威 2026」を発表しました。

 これは、2025年に発生したセキュリティ関連事象からIPAが選定し、さまざまなメンバーからなる『10大脅威選考会』の審議・投票を経て決定したもので、毎年発表されています。

 [組織]編の1位2位は4年連続でランサム攻撃およびサプライチェーン攻撃がワンツーフィニッシュ。実際、2025年はアサヒグループホールディングスやアスクルをはじめ著名な企業が標的となるランサムウェア被害が目立っています。

 また、大企業に正面から侵入するのではなく、セキュリティ対策が追い付いていない中小の関連企業を経由して攻撃を仕掛けるサプライチェーン攻撃も見られました。

 注目すべきは、今回初選出された3位の「AIの利用をめぐるサイバーリスク」。IPAによると、「AIに対する不十分な理解に起因する意図しない情報漏えいや他者の権利侵害といった問題、AIが加工・生成した結果を十分に検証せず鵜呑みにすることにより生じる問題、AIの悪用によるサイバー攻撃の容易化、手口の巧妙化」といったことが想定されるとのこと。

情報セキュリティ10大脅威 2026 [組織]
脅威 初選出年/2016年以降での取扱
1 ランサム攻撃による被害 2016年/11年連続11回目
2 サプライチェーンや委託先を狙った攻撃 2019年/8年連続8回目
3 AIの利用をめぐるサイバーリスク 2026年/初選出
4 システムの脆弱性を悪用した攻撃 2016年/6年連続9回目
5 機密情報を狙った標的型攻撃 2016年/11年連続11回目
6 政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む) 2025年/2年連続2回目
7 内部不正による情報漏えい等 2016年/11年連続11回目
8 リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃 2021年/6年連続6回目
9 DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃) 2016年/2年連続7回目
10 ビジネスメール詐欺 2018年/9年連続9回目

インターネットバンキングの不正利用が再び増加

 一方、[個人]編に初選出の事象はランクインしなかったものの、4年ぶりに「インターネットバンキングの不正利用」が選出されています。これは警察庁の調べて被害額が過去最多になったことや、フィッシング報告件数の増加を受けてのことだと考えられます。なお、[個人]編に順位は付いていません。

情報セキュリティ10大脅威 2026 [個人]
[個人]向け脅威(五十音順) 初選出年/2016年以降での取扱
インターネット上のサービスからの個人情報の窃取 2016年/7年連続10回目
インターネット上のサービスへの不正ログイン 2016年/11年連続11回目
インターネットバンキングの不正利用 2016年/4年ぶり8回目
クレジットカード情報の不正利用 2016年/11年連続11回目
サポート詐欺(偽警告)による金銭被害 2020年/7年連続7回目
スマホ決済の不正利用 2020年/7年連続7回目
ネット上の誹謗・中傷・デマ 2016年/11年連続11回目
フィッシングによる個人情報等の詐取 2019年/8年連続8回目
不正アプリによるスマートフォン利用者への被害 2016年/11年連続11回目
メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求 2019年/8年連続8回目
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