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グーグル画像生成AI「Nano Banana 2」が変えた3つのポイント

2026年03月06日 17時00分更新

提供範囲と価格

 Nano Banana 2は、一般ユーザー向けプロダクトと開発者向けAPIの双方で提供されている。2026年2月26日現在の提供先は以下のとおりだ。

  • Geminiアプリ:Fast/Thinking/Proモデルで利用可能。AI ProおよびUltraサブスクライバーはNano Banana Proも引き続き選択できる
  • Google検索:AIモードおよびLensから利用可能。ブラウザーおよびGoogleアプリ経由
  • AI Studio/Gemini API:プレビュー提供中。解像度を512px/1K/2K/4Kから明示指定可能
  • Google Cloud(Vertex AI):Gemini API経由でプレビュー提供中
  • Flow:デフォルトの画像生成モデルとして搭載。全ユーザーがクレジット消費なしで利用可能
  • Google Ads:キャンペーン作成時の画像生成に対応

 APIでの生成単価は解像度ごとに段階設定されている。

解像度 単価(1枚あたり)
512px $0.045
1K $0.067
2K $0.101
4K $0.151

 Nano Banana Proが1Kで$0.134、4Kで$0.240であるのと比べると、高解像度帯でも単価は抑えられている。価格はモデルの序列ではなく、用途と解像度の組み合わせで考えるのが実務的だ。なお、Image Search Grounding(検索連携機能)は画像生成とは別枠の課金となるため、検索連携を多用するワークフローでは生成単価だけで試算すると実際のコストを見誤る可能性がある。利用条件と料金は別途確認が必要だ。

それらしい絵から指示どおりの絵へ

 今回の更新のポイントは画質の向上だけではない。図解、可読テキスト、翻訳、比率指定、連作といった、これまで崩れやすかった領域が実用レベルで扱えるようになった点が大きい。生成結果をあとから整形するのではなく、最初から用途の形で出せる前提に近づいた。

 ただし、機能として存在することと、自分の制作フローで使えることは別の話だ。Geminiアプリで出力できる解像度の上限はAI Studioと異なり、Groundingの料金も生成単価とは別に設定されている。カタログスペックをそのまま信じず、使う環境で実際に確かめてから組み込む方が現実的だ。

 見栄えのよさより、指示にどこまで従えるか。そこを基準に評価すると、Nano Banana 2の位置づけがはっきりしてくる。

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