グーグル画像生成AI「Nano Banana 2」が変えた3つのポイント
2026年03月06日 17時00分更新
グーグルDeepMindは2026年2月26日(現地時間)、画像生成モデルの最新版「Nano Banana 2」(Gemini 3.1 Flash Image)を発表した。単なる高速化にとどまらず、図解や翻訳、比率指定、連作といったルールがある制作を前提にしている点が特徴だ。
コードネームから公式ブランドへ
「Nano Banana」は、最初から公式が付けた製品名ではない。テスト時の仮の名前(コードネーム/プレースホルダー)として付けられ、いつの間にか定着した通称だ。今回は、その呼び名をグーグル自身が公式記事のタイトルに載せ、正面からブランドとして扱った。技術名の「Gemini 3.1 Flash Image」も併記しているが、読者が覚えて口にする呼び名をそのまま公式の看板にした形だ。
この動きは、単にバズった呼び名を回収しただけではない。画像生成を「おもしろい作例が出る機能」から、ふだんの制作に使う機能へ引き上げたい意図が見える。名前が揃うと、仕様や料金、提供先(Geminiや検索、開発者向けAPIなど)をまとめて説明しやすくなり、ユーザー側も「Nano Bananaで何ができて、どこまでが範囲なのか」を追いかけやすくなる。
Nano Bananaシリーズの進化
各世代を見比べると、強化してきた方向が見えてくる。V1は「Flash」の名が示すとおり、生成と編集をテンポよく回せることが売りだった。次のNano Banana Proは、4Kや質感表現など仕上がりの品質に直結する要素を前に出した。そしてNano Banana 2は、速度と高解像度の両方を維持しつつ、図解、文字、翻訳、比率指定、連作といったルールがある制作を正面から扱う方向へ踏み込んだ。
| モデル名 | リリース時期 | 基礎アーキテクチャ | 最大解像度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Nano Banana (V1) | 2025年8月 | Gemini 2.5 Flash | 1K (1024x1024) | 高速生成、画像編集に特化 |
| Nano Banana Pro | 2025年11月 | Gemini 3 Pro | 4K (4096x4096) | スタジオ品質、高度な質感制御 |
| Nano Banana 2 | 2026年2月 | Gemini 3.1 Flash | 4K (4096x4096) | 条件指定の精度を重視 |
Nano Banana 2で何が変わったのか
Nano Banana 2の強化ポイントは大きく3つだ。図解・テキスト・翻訳といった条件が決まった制作への対応、解像度と比率の柔軟な指定、連作での一貫性。加えて、プロンプトの指示への追従精度も上がっており、各機能の精度を底上げしている。以降のセクションで順に見ていく。
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