【鉄板&旬パーツ】1万3000円台から選べる定番AIO水冷クーラーのCORSAIR「NAUTILUS RS」を再チェック
2026年02月23日 10時00分更新
32スレッドCPUのRyzen 9で冷却性能を確認
CPUクーラー選びで最も重要な冷却性能と静音性を確認していこう。フルロード時に、CPU消費電力(CPU Package Power)が200Wに達するRyzen 9 9950X3DをベースにテストPCを構築した。ストレステストの「Cinebench 2026:30min」を実行して、「NAUTILUS 360 RS ARGB」の実力をチェックする。
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 9 9950X3D」 (16コア/32スレッド、最大5.7GHz、TDP170W) |
| CPUクーラー | CORSAIR「NAUTILUS 360 RS ARGB」 (オールインワン水冷、360mmラジーエター) |
| マザーボード | ASRock「B850 Rock WiFi 7」 (AMD B850、ATX) |
| メモリー | CORSAIR「CMK32GX5M2B6400C32」 (16GB×2、DDR5-6400) |
| ビデオカード | ASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC」 (Radeon RX 9060 XT、GDDR6 16GB) |
| ストレージ | Sandisk「WD_Black SN8100 NVMe SSD WDS200T1X0M」 (M.2 SSD 2TB、PCI Express 5.0×4) |
| PCケース | CORSAIR「FRAME 4000D RS ARGB」 (ミドルタワー、ATX) |
| 電源ユニット | CORSAIR「RM1000x 2024 Cybenetics Gold ATX3.1」 (1000W、80PLUS GOLD) |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」 |
強力な冷却性能と調節次第の静音性
「Cinebench 2026」実行中のPCステータスは、「HWiNFO64 Pro」を使ってモニタリングし、CPU温度(CPU (Tctl/Tdie) [℃])や、動作クロック(Core 0 Clock (perf #12) [MHz])などの推移を抽出した。
| Cinebench 2026:CPU温度(室温:18℃) | ||
|---|---|---|
| 最大 | 平均 | |
| 67.9 ℃ | 64.6 ℃ | |
| Cinebench 2026:CPUクロック(MHz) | ||
|---|---|---|
| 最大 | 平均 | |
| 5525.0 MHz | 5079.3 MHz | |
室温18度という季節の影響もあるが、「Cinebench 2026:30min」実行時のCPU温度は、最大でも67.9度で、30分間の平均も約65度に抑え込めていた。パフォーマンスもしっかりと引き出せており、動作クロックは安定して5GHz台で推移している。
32スレッド動作のRyzen 9で、この温度推移なので、ゲーミングPC自作で人気のあるRyzen 7 9700Xや、Ryzen 7 9850X3Dなら、まったく不安なしと言える。
CPUを強力に冷やせても、ファン風切り音が気になっては無駄になる。テスト中の動作音を、2ヵ所の設置場所を想定して計測した。1つ目は机上にPCを置いた際を想定して、PCケース側面から斜め前に60cm離れた位置、2つ目は机下に設置した際を想定して、天面から60cmの位置とした。
| 騒音値(暗騒音:34.7dBA) | ||
|---|---|---|
| 側面側 | 天面側 | |
| アイドル状態 | 35.5 dBA | 35.9 dBA |
| Cinebench 2026 | 37.1 dBA | 37.9 dBA |
| Cinebench 2026:ファン回転数(rpm) | ||
|---|---|---|
| 最大 | 平均 | |
| 1377.0 rpm | 1235.4 rpm | |
側面側、天面側ともに騒音値は37dBA台を記録した。3基のラジエーターファンに加え、PCケースのフロントに3基の「RS120 ARGB」(回転数600rpm前後)を備えているPCとしては、静音PCと言える動作音だろう。実感には個人差があるが、机下配置時は排気スリットが近くなるため、多少風切り音が耳に入ってくる感じだったが、それでも十分静かだ。
ラジエーターファンの「RS120」または「RS120 ARGB」の、最大回転数は2100rpm±10%(実測騒音値45~50dBA)だが、テスト中のファン回転数は回転率60%前後の平均1200rpm台で推移していた。試しにファンを回転率50%、回転数1000rpm台にコントロールすることで、天面側の風切り音もかなり抑えられた。
フロントやリアに搭載するケースファンや、ビデオカードクーラーのファンなども影響するが、「NAUTILUS RS」シリーズはファンを手動でコントロールすることで、CPUを冷却しながら風切り音を抑えた静音動作を狙えるだろう。
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