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【鉄板&旬パーツ】1万3000円台から選べる定番AIO水冷クーラーのCORSAIR「NAUTILUS RS」を再チェック

32スレッドCPUのRyzen 9で冷却性能を確認

 CPUクーラー選びで最も重要な冷却性能と静音性を確認していこう。フルロード時に、CPU消費電力(CPU Package Power)が200Wに達するRyzen 9 9950X3DをベースにテストPCを構築した。ストレステストの「Cinebench 2026:30min」を実行して、「NAUTILUS 360 RS ARGB」の実力をチェックする。

360mmラジエーターとアドレサブルRGB LEDファンを採用する「NAUTILUS 360 RS ARGB」でテスト

16コア/32スレッドCPUのRyzen 9 9950X3D。最大動作クロックは5.7GHz

ストレステスト中は全コアが5GHz台で動作していた

CPUがフルロードされるレンダリング中は、「CPU Package Power」は199W台に張り付いていた

「Cinebench 2026」のスコア。Ryzen 9 9950X3Dの性能を発揮できている

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 9 9950X3D」
(16コア/32スレッド、最大5.7GHz、TDP170W)
CPUクーラー CORSAIR「NAUTILUS 360 RS ARGB」
(オールインワン水冷、360mmラジーエター)
マザーボード ASRock「B850 Rock WiFi 7」
(AMD B850、ATX)
メモリー CORSAIR「CMK32GX5M2B6400C32」
(16GB×2、DDR5-6400)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC」
(Radeon RX 9060 XT、GDDR6 16GB)
ストレージ Sandisk「WD_Black SN8100 NVMe SSD WDS200T1X0M」
(M.2 SSD 2TB、PCI Express 5.0×4)
PCケース CORSAIR「FRAME 4000D RS ARGB」
(ミドルタワー、ATX)
電源ユニット CORSAIR「RM1000x 2024 Cybenetics Gold ATX3.1」
(1000W、80PLUS GOLD)
OS Microsoft「Windows 11 Home」

強力な冷却性能と調節次第の静音性

 「Cinebench 2026」実行中のPCステータスは、「HWiNFO64 Pro」を使ってモニタリングし、CPU温度(CPU (Tctl/Tdie) [℃])や、動作クロック(Core 0 Clock (perf #12) [MHz])などの推移を抽出した。

Cinebench 2026:CPU温度(室温:18℃)
最大 平均
67.9 ℃ 64.6 ℃
Cinebench 2026:CPUクロック(MHz)
最大 平均
5525.0 MHz 5079.3 MHz

 室温18度という季節の影響もあるが、「Cinebench 2026:30min」実行時のCPU温度は、最大でも67.9度で、30分間の平均も約65度に抑え込めていた。パフォーマンスもしっかりと引き出せており、動作クロックは安定して5GHz台で推移している。

 32スレッド動作のRyzen 9で、この温度推移なので、ゲーミングPC自作で人気のあるRyzen 7 9700Xや、Ryzen 7 9850X3Dなら、まったく不安なしと言える。

 CPUを強力に冷やせても、ファン風切り音が気になっては無駄になる。テスト中の動作音を、2ヵ所の設置場所を想定して計測した。1つ目は机上にPCを置いた際を想定して、PCケース側面から斜め前に60cm離れた位置、2つ目は机下に設置した際を想定して、天面から60cmの位置とした。

騒音値(暗騒音:34.7dBA)
側面側 天面側
アイドル状態 35.5 dBA 35.9 dBA
Cinebench 2026 37.1 dBA 37.9 dBA
Cinebench 2026:ファン回転数(rpm)
最大 平均
1377.0 rpm 1235.4 rpm

 側面側、天面側ともに騒音値は37dBA台を記録した。3基のラジエーターファンに加え、PCケースのフロントに3基の「RS120 ARGB」(回転数600rpm前後)を備えているPCとしては、静音PCと言える動作音だろう。実感には個人差があるが、机下配置時は排気スリットが近くなるため、多少風切り音が耳に入ってくる感じだったが、それでも十分静かだ。

 ラジエーターファンの「RS120」または「RS120 ARGB」の、最大回転数は2100rpm±10%(実測騒音値45~50dBA)だが、テスト中のファン回転数は回転率60%前後の平均1200rpm台で推移していた。試しにファンを回転率50%、回転数1000rpm台にコントロールすることで、天面側の風切り音もかなり抑えられた。

 フロントやリアに搭載するケースファンや、ビデオカードクーラーのファンなども影響するが、「NAUTILUS RS」シリーズはファンを手動でコントロールすることで、CPUを冷却しながら風切り音を抑えた静音動作を狙えるだろう。

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