なるほどね! デベロッパーである三菱地所が大手町の精米所で美味しい「お米」を作ってる深ーいワケ
2026年02月12日 12時00分更新
以前、丸の内に精米所があったことをご存じでしょうか。玄米を白米にする、あの精米所です。今年1月、場所を移して再稼働したというニュースをキャッチしたので、どんな感じなのか行ってみましたよ。結論からいうと、みなさんも丸の内で精米したお米が買えます!
オフィス街の丸の内で、精米…?
「丸の内精米」が新たに拠点を構えたのは大手町ビル。大手町ビル…?と半信半疑で訪ねると、本当にありました。
「丸の内精米」は2024年に国際ビルでスタートしましたが、ビルの閉館に伴い一時的に休業。2026年1月に現在の場所で再稼働しました。
「ここはもともとバーバーミヤケという理容室だったんですよ」と話してくれたのは三菱地所の佐々木大輔さん。「お米を保存するためには空調が重要なんです。その工事などに少し時間がかかりましたが、こうしてオープンできてよかったです」(佐々木さん)
そもそも「丸の内精米店」は、大手町・丸の内・有楽町の飲食店舗向けの共同調達プラットフォーム「MEC Pantry」の第一弾プロジェクト。丸の内エリアにある1,000軒以上の飲食店の仕入れを支援することで食材費などのコストを抑え、また生産者を支えることを目指しています。
「B to Bを意識して、多くの店舗で扱う“お米”に着目したんです。『Marunouchi Happ. Stand & Gallery』など4店舗から始まって、昨年は約500店舗で取り扱っていただけるようになりました。B to C、つまり一般の方にとっても、“丸の内で働いているから美味しいお米が食べられる”というのはメリットになると思うんですよね」と佐々木さん。精米したてのお米が、ビジネス街の丸の内の飲食店で食べられるってすごい! 再開後の現在は『丸の内 やんも』『かつ吉』『波里』などのお店で「丸の内精米」のお米を提供しているそう。私も食べに行かなくちゃ。
丸の内精米のお米は、お店で提供されるだけではなく、お米のギフトボックスとして販売もしているので家庭でも食べることができます。取り扱っている『Marunouchi Happ.STORE』のスタッフさんによると、手土産として購入していくビジネスマンの方が多いとのこと。確かに丸の内産のオリジナルギフトってありそうでなかったかも。
お米を精米したり販売したりと、いい意味でとてもデベロッパーとは思えないおもしろいプロジェクトを行っている三菱地所。佐々木さんは「不動産や商業施設、場所を提供するのがデベロッパーの仕事の一つではありますが、私はテナントさんと一緒に売り上げを作っていきたいと思っているんですよ」と話してくれました。飲食店にとってはコスト削減になるうえ、こだわったお米も提供できるので売り上げにつながります。
また、「丸の内エリアにお米があるということは、エリアの備蓄米にもなるということでもある」と佐々木さんは言います。「有事の際に、帰宅困難者に炊き出しをすることもできると思うんですよ」という言葉に、周辺飲食店のため、ワーカーのためだけでなく防災にもつながる取組みなんだとハッとしました。
そんな思いのこもったお米、どんな味なのでしょうか。実際にお米を購入して、帰宅後に炊飯器で炊いてみました。まず、炊飯器を開けた時の色ツヤがすごくきれい! 食べるとふっくらもちもちとしていて、精米したてのお米のおいしさに改めて感激しました。
最初は「丸の内で精米!?」と思いましたが、話を聞くとその取組みの意味が分かって納得。丸の内の飲食店でも食べられますし、東京土産、丸の内土産として渡すのも意外性があって驚かれると思いますので、みなさんもぜひ「丸の内精米」のお米を食べてみてください!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります















