各ブランドの注目製品をピックアップ
マニアックで濃い「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」開催、100万円限定イヤホンや大口径ダイヤモンド振動板など登場
2026年02月08日 09時00分更新
Astell & Kernお得意の「筐体素材違い」フラッグシップ
アユートはAstell & Kernの「A&ultima SP4000 Copper」を参考出展。2月中には発売予定。名前の通り筐体に銅を使用したモデルでステンレス合金製の通常モデル(実売70万円弱)より価格は高くなる見込み。同ブランドが得意とする素材違いのフラッグシップDAPだ。
合わせて、Astell & Kern純正のアクセサリー製品「Collector’s Atelier」も展示されていた。レザー製の収納ケースで価格は4万円ほどになるようだ。
250万イヤホンシステムをユニバーサル型で
Brise Audioのブースでは、開発中のイヤホンおよびポータブルアンプの試作機が展示されていた。
開発中のイヤホン(BEP-001)はFUGAKUで培った3Dプリンター技術や、H-CNTなどの最新素材を用いて音響チューニングを実施した製品。
FUGAKUは専用のイヤホンとその内部の各ドライバーに最適化したアンプを個別に組み合わせた専用イヤホンシステムで、価格も250万円という高価なものだ。一方、BEP-001はパッシブのクロスオーバー回路を内蔵しており、さまざまなプレーヤーやアンプと組み合わせられる。
開発に際しては既発売のポータブルアンプである「WATATSUMI」(参考価格68万円)と組み合わせてベストのパフォーマンスが得られるよう調整されているとのことだ。
スーパーツィーターとして静電ドライバーを2基、高域用BA(Knowles製)2基、ミッドレンジ用BA(Knowles製)2基、低中域用BA(Sonion製)に対向配置のダイナミック型ドライバー(8mmのLCP)を組み合わせた9ドライバー構成。FUGAKUはMEMSドライバーを使用していたが静電ドライバーになっているという違いもある。付属するイヤーピースも変えている。
FUGAKU同様、全帯域に渡って滑らかで、ひとつひとつの音が空気を震わせて伝わってくる様に感じられるサウンドが魅力的。ただ、MEMSと静電ドライバーの違いもあるのか、高域の再現に少し違いがあった。BEP-001のほうが高域に少し鋭さがある。
こちらは市販される場合に使用するもの。FUGAKUは純チタンを使用していたが、こちらのイヤホンではより強靭な64チタンを採用。Pentaconn Ear端子によるリケーブルにも対応する予定だという。金メッキされているのはダイナミックドライバーを入れるチャンバー。
卓上ヘッドホンアンプは2026年4月以降の販売を予定しており、売価は20万円未満になる見込み。過去の展示会でも順次公開されていたが今回はVer.3の試作機であり、製品版に向けた試作ケース(アルミ筐体)が完成。基板も更新して音質のブラッシュアップが図られているとのこと
FUGAKUやWATATSUMIで培った技術を応用し、Brise Audioが培ったアンプ回路、新規の電源回路を採用したエレクトロニクス製品。即納モデルとして、コストと量産効率を最大限に高めた初の製品だとしている。給電はUSB Type-C(5V)で、出力は4.4mm(5極)のみ。
電子ボリュームに「MUSES72320」を採用、サイズを超えた低域再現能力の提供が目標。
iFi AudioのフラッグシップDACやネットストリーマー
エミライのブースではiFi audioの国内初公開製品が展示されていた。
「iDSD Phantom」は、4499ドル(約70万7000円)のフラッグシップUSB DAC/ヘッドホンアンプ。世界初・業界最高峰のDSD 2048リマスタリング機能、JVCケンウッドのK2HDTechnologyなど搭載し、最大出力7747mWの純A級アンプを搭載、半導体と真空管の切り替え(リアルタイム音色切替:Solid-State、Tube、Tube+)も可能だ。
Qobuz、TIDAL、Spotifyなどハイレゾ(ロスレス)ストリーミングのネイティブ再生に対応するほか、RoonやAirPlay 2も利用できる。
内部はバーブラウン製のDACをインターリブ構成で4基搭載。Crysopeia FPGAによる独自信号処理、最大でPCM 768kHz/32bit、DSD512ネイティブ再生が可能。XBass Pro、XSpace Pro、Digital filterを搭載し、専用アプリの「Nexis」による遠隔操作やOTAファームウェアアップデートなどに対応。端子もAES3 XLR、M12産業用コネクタ、Optical SC、BNC Sync In/Outなど多彩だ。
同じく国内初公開のiFi audio「NEO Stream3」と「ZEN Stream3」はネットワークストリーマーとなる。TIDAL、Spotify、Qobuzなどから音楽を直接ストリーミング再生可能。
ともにJVCケンウッドのK2HDテクノロジーを搭載。コンデンサーはELNA SilmicII。iPurifierとANCテクノロジーを内蔵し、正確で低歪みなデジタル出力を持つ。NEO Stream3はネイティブ768kHzPCM/DSD512再生、ZEN Stream3はPCM384kHz/DSD256のネイティブ再生に対応する。
海外価格はそれぞれ税別で999ドル(約15万7000円)と399ドル(約6万2700円)。
なお、NEO Stream3はバーブラウンチップセットを中心に構築したカスタムDACステージを使用。PCMとDSDを別々の経路で処理し、アナログ変換に至るまでビットパーフェクトな信号を保持し、自然な音楽性を実現するとしている。iFiNexisアプリを使用して、NEO Stream 3とホームWi-Fiの間のシームレスで迅速なセットアップとストリーミング制御が可能だ。
ブース展示が両機種がFerrum AudioのDCサプライ(電源ユニット)「HYPSOS Dual Output」に接続されていた。こちらも国内初公開の新製品で、従来は1系統の出力しかなかった「HYPSOS」(2台接続する場合は別売のスプリッターを使用)から2系統の出力が可能になったもの。
それぞれは分けられており、片側は電圧監視機能で常に安定してフラットな電圧レベルが確保できるという(スプリッターを使用した際は、利用できなかった)。付帯音が少なくクリーンな印象のサウンドはこの電源の恩恵も大きいだろう。海外価格は税別で1395ドル(約21万9000円)だ。
Burson AudioのハイエンドDAC&ヘッドホンアンプも登場
完実電気のブースではBurson Audioの「Conductor Voyager」ほか新製品が展示されており、好評だった。2月20日発売予定のConductor VoyagerはESS9039PROを搭載したフラッグシップDAC/アンプ。予想実売は77万円。
カスタムチューニングしたディスクリートI/V&LPステージ、デュアルモノ構成。独自のMax Current電源による純Class-Aアンプは最大10W。IEMから平面駆動型まで余裕にドライブできる性能をもつという。USB-C、Bluetooth(LDACコーデック利用可)、Roon Tested対応など、接続性も充実している。
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