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各ブランドの注目製品をピックアップ

マニアックで濃い「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」開催、100万円限定イヤホンや大口径ダイヤモンド振動板など登場

2026年02月08日 09時00分更新

 フジヤエービック主催の「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」が2月7日に開催された。この時期、毎年恒例となっているポータブルオーディオ関連イベント。東京駅近くのステーションコンファレンス東京の6F、1フロアを貸し切っての開催だ。

ポーランド発100万円を超す限定イヤホン

 レア度の高い海外製ヘッドホンやイヤホンを多く扱っているIida Pianoだが、今回はかなり長い試聴列ができており、注目度の高さを感じた。

 今回の目玉はポーランドのPMG Audioが全世界限定200台で提供する「Apx ME」だ。価格は6000ユーロ(約111.5万円)という驚愕の価格。整理券もすぐに配布終了となったという。12ユニット構成で長方形と楕円形の2種類の平面振動板、VCDドライバー、BAドライバー8基、10mmのダイナミックドライバーを組み合わせている。

ポーランドのPMG Audioの「Apx ME」

 短時間、聴いてみたが音の広がり感と解像感の調和がよく、イヤホンではなくヘッドホンで聴いているような雄大な広がりが印象的だった。なお、PMG Audioは本当に200台だけを市場流通させる方針のため、代理店などがデモ機を購入することもできないほど厳密な数量管理をしているそうだ。特別感という意味でも強烈な1台となりそうだ。

 ヘッドホンでは自社製品の「KuraDa」を含め、複数が展示されていたが、注目はArcTec Berlinの「AB92」だ。

 発売時期は未定で、ドイツでの価格は2400ユーロ(約44.5万円)。Klaus Heinz氏が手掛ける新進ブランドだ。新進ブランドと書いたが、同氏は過去にADAM AudioやHEDDなどの創業に携わった人物で齢80歳。平面振動板の導体トラックには何と銀が用いられている。銀は比重が高いため、普通に使うと振動板が重くなってしまうが、導電率が高いため薄膜化ができる(そのぶん軽くできる)のだという。国内でも今春発売予定とのことなので注目だ。

ArcTec Berlinの「AB92」

 同社のブースではほかにもイタリアやウクライナなど世界各国のブランドが並んでいた。

こちらはハンガリーsoltanus acousticsの「Euridiche L-SX」。2012年に創業したブランドの静電型ヘッドホンだ。

上がsoltanus acousticsの静電型ヘッドホン用のドライバー。下は新規に取り扱う予定のCOS Engineering「D10」。DAC+プリアンプ+ヘッドホンアンプ一体型で、モジュール拡張もできる。

驚きの大口径ダイヤモンド振動板ヘッドホン

 finalはなんと40mm径と大型のダイヤモンド振動板を採用した密閉型ヘッドホン「DX10000CL」を参考出品。事前予約した一部のユーザーに対して試聴機会を提供していた。価格は100万円を超えそうだが、期待の製品ではある。

イヤホンのA10000に続いて、ダイヤモンド振動板を採用したDX10000CL

 ヘッドホンとしてはもう少し手軽な「DX4000CL」も注目の機種だ。

 密閉型ヘッドホンでは構造上、開放的な音を作ることが難しい面があるが、本製品では厚さ30mmの極厚低反発イヤーパッドを採用し、ドライバーと耳との距離を十分に確保。さらに、歪みの少ないドライバーと不要な共振を抑え込む内部構造を融合することで、密閉型であることを忘れさせる圧倒的な開放感が特徴となっている。直販価格は12万8000円。

DX4000CLのドライバーには和紙とカーボンのコンポジット振動板であるDUを採用している。

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