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動画カメラ「Nikon ZR」で挑む! 全力疾走する黒猫の瞳を捉えきれるか?

丸めた袋を口に咥えて全力でかけてくるあめ。シャッタースピードを上げてるので止まって見えるけど、実はめっちゃ速い。2026年2月 Nikon ZR

 今回の主役はうちの黒猫「あめ」。飛んだり跳ねたり転がったりと、せわしないのがたまらんのである。

黒猫のあめにつぶされそうになってるキジトラのテトラ。せまい猫スリバチに無理やり2匹ではいってるの図。2026年2月 Nikon ZR

動画メインのNikon「ZR」だけど
実は「静止画」も「猫AF」もスゴかった

 挑戦者はニコンの「ZR」。ガチ寄りの動画カメラなのだけど、中身は最新のZシリーズなので静止画にも強いし、AFは高速で連写も得意なのだ。動画仕様なのでファインダーはないけど、その分背面モニターがでかいので、自在に動き回る猫に合わせたアングルをとりやすいのも猫向き。

Nikon ZR。四角くて出っ張りが少ないデザイン。操作系も動画メインだけど、スイッチの切換で静止画もイケるのだ

 では、このカメラはあめの超高速ダッシュについてこられるのか。菓子やパンが入っていた袋をきゅっと丸めたものがお気に入りなので(実質、コストゼロの猫おもちゃ)、これをリビングから廊下に投げてやる。すると全力でかけていって捕まえるのである。容赦なく全力ダッシュするのだ。

廊下の奥へ走っていて捕まえて咥えた瞬間。いろんなものを咥えて持っていくのが好きなのだ。2026年2月 Nikon ZR

 そして咥えたまま全力で戻ってくるのである。

咥えて走ってくるところを連写した中から3枚。ちゃんと顔にピントを合わせ続けてるのがわかる。最新のミラーレスはえらいのだ。2026年2月 Nikon ZR

 冒頭写真もその1枚。決して明るくはない廊下を全力でかけてくる黒猫にピントを合わせ続けて、連写しろと言われるカメラも大変である。

 でも、どんな暗くてもどんな被写体でも、撮りたいものを見つけたらきっちり逃さずピントを合わせ続けるぜ、ってのが昨今のトレンドなのだ。各社ともそこに注力してる。

 Nikon ZRはかなり頑張ってくれた。ピントが間に合わないこととか猫の瞳を捕まえきれないこともあったけど、そこはもうお疲れ様でした、うちの猫がわがままに走り回ってすみません、って感じ。

 あめはなぜかいろんなものを咥えて走るのが好きで、時にはおもちゃを咥えたままトイレに入ったりするのである。あれ、なんなんだろうね。獲物を捕まえて咥えて連れて行くという感じなんだろか。さんざん遊んで疲れたらソファでひと休み。くつろいでるとこを撮ろうと思ったら、大あくびをしてくださったので、すかさず。連写すると、肉眼では気づかない一瞬を撮れるから面白い。この舌は一体どうなってるんだ?

何気なく撮った中に、猫の舌はこんなに器用に動くのだという写真になった。黒猫なのでピンクの舌がよけい目立つ。2026年2月 Nikon ZR

 動画カメラなのにこんな過酷な撮影をさせてすまんかった。もちろん動画も撮ってる。本当は、RAWでガチな映像素材を録って、ぴしっと編集して画作りをして作品を作るためのカメラなのだ。いくつか4Kで撮った中から、楽しげな瞬間を切り出してみた。

 ニャンけり棒という猫用のクッションである。抱きかかえて足で蹴飛ばして遊べるという10年以上前に買ったものだけど、気に入ったのか、咥えて持ち運んではこうして転がって遊んでるのである。

猫用抱き枕といって過言じゃないかも。ここまでくわえてもってきて、転がってじゃれてたのを動画で録った中から1枚。2026年2月 Nikon ZR

 さて、あめが遊んでるときにもう1匹のキジトラのテトラは何をしてるかというと、近くに来たら乱入してやろうと待っているのだった。でも、決して自分から走って行ったりはしないところがなんか性格の違いだなと思うわけである。

いろいろと気になってはいるのだが、今ひとつ飛び出せないテトラ。兄妹でこの性格の違いがまた面白い。2026年2月 Nikon ZR

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筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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