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創業10周年記念企画を密着レポート

JAPANNEXT、2025年に発表した171製品を校庭に全部並べて謎の料理・キョン汁で10周年を祝う

2026年02月21日 10時00分更新

文● いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

JAPANNEXT特製の「キョン汁」を作る――てか、キョンってなに?

 10周年記念企画のフィナーレとなる記念撮影について語りたいところだが、その前に冒頭で軽く触れた謎の料理、「キョン汁」について解説しよう。多くの人は「キョン汁ってなに?」「そもそもキョンってなに?」と疑問を抱いているにちがいない。恥ずかしながら、取材前の筆者もその1人だった。

 キョンとは、特定外来種に指定されている小型のシカである。つまり、キョン汁はキョンの肉を使った汁物というわけだ。たいがいこういった屋外企画のときは、豚肉を使った「とん汁」がふるまわれるものだが、ここはキョンの被害(農作物への食害)が多い房総半島。実にJAPANNEXTらしい料理といえる。

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キョンは中国南部や台湾に生息していた小型のシカ。1960年代~1980年代に日本へ流れつき定着したとされる。現在は生態系や農作物に影響をおよぼす特定外来生物に指定され、駆除対象になっているという(※上記画像はCopilotが作成したイメージ図です)

 10周年記念企画の作業中、調理担当のスタッフは調理台とコンロと寸胴鍋を校庭へ持ち出し、キョン汁を仕込んでいた。材料はジビエの専門店から仕入れたキョンの生肉(骨付き)、スーパーで売られているとん汁用の野菜セット、ミソ、ショウガ、ニンニクなど。

 ひそかに、猟銃でキョンを仕留めるところからはじめるかもしれない、とわくわくしていたが、当然ながら思い違いであった(うん、だよね)。

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校庭の隅に設置したスペースでキョン汁を調理。かわいらしいイラストが描かれた張り紙に吹いてしまった

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真空パックで保存されたキョンの生肉は骨付き。ラベルを見ると、人だけではなく犬も安心して食べられるそうだ

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ジサトライッペイが狩猟免許を持っていたら、こういう未来が現実になっていたかもしれない(※上記画像はCopilotが作成したイメージ図です)

 調理担当のスタッフにキョン汁の調理工程を聞いてみたところ、正式なレシピは存在せず、とん汁をベースにしたものだそうだ。加えて、キョン汁は「JAPANNEXTの創作料理」とのこと。食べて害獣を減らす、実に合理的で美しいあり方である。

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キョン汁の具体的なレシピは存在せず、とん汁を作る感覚で調理を進めていく

 まずは寸胴鍋で野菜を煮込みつつ、ネギの青い部分が入った別の鍋で生肉の下茹でを行う作業から。キョンはシカ科なので、ジビエ独特の臭いが気になるからだ。しかし、スタッフいわくキョンはそこまで臭いはないという。

 下茹でが済んだキョンの肉を一度取り出し、包丁で肉をほぐしていく。肉は具として、骨はダシをとるために使うとのこと。かなり本格的な調理過程である。キョン汁への興味が一層高まり、期待で胸がふくらんだ。

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キョンの生肉。スタッフに聞いたところ、なんでも台湾ではキョンの肉は高級食材らしい

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ネギの青い部分が入った鍋にキョンの生肉を入れ、下茹でする。ネギの青い部分は肉や魚の臭いをとる効果があるが、キョンはそこまで臭くないという

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下茹でが済んだキョンの肉を、包丁で細かく削っていく。骨はダシとして使うそうだ

 次はキョンの肉と骨を寸胴鍋に投入し、野菜といっしょに煮込む作業だ。味付けとしてニンニクやショウガ、食用酒、ミソ、ダシの素を入れ、野菜とキョンの肉をかき混ぜていく。そして、キョンの骨でダシがとれるまでじっくり煮込んだらキョン汁の完成だ。

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寸胴鍋に入ったキョン汁の具。スーパーで売られているとん汁の野菜パックも入っている

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味付けとして、ニンニクやショウガ、ミソなどを追加

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仕上げのミソを入れてじっくり煮込んでいく。実にうまそうである

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