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「Ryzen 7 9850X3D」速攻検証:クロックが400MHz上がった以上の価値を見いだせるか?

2026年01月28日 23時00分更新

文● KTU (加藤勝明) 編集●北村/ASCII

「Stellar Blade」

 Stellar Bladeは画質「低」に設定。マップ内に一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。

Stellar Blade:1920×1080ドット時のフレームレート

 全体傾向としてはARC RaidersやBattleField 6などと同じ。Ryzen 7 9850X3Dと9800X3Dの対決においては、クロックの高い9850X3Dのフレームレートが若干高い。平均フレームレートが伸びるだけでなく最低フレームレートも底上げされるため、カクつきを少しでも減らしたい場合はRyzen 7 9850X3Dを選ぶのがオススメだ。

Stellar Blade:ベンチマーク中のCPUおよびシステム全体の消費電力(平均値)

 消費電力の傾向もARC Raidersなどと同じである。Core Ultra 9 285Kにおけるシステム全体の消費電力が低いのは、フレームレートが上がらないため、GPUがサボり気味になっていることを示している。

検証は、まだ終わっていない

 以上でRyzen 7 9850X3Dの速報レビューは終了だ。ブーストクロック400MHz上昇によりRyzen 7 9800X3Dより性能は伸びたが、既存の9800X3Dユーザーが買い換えるに値するか? と問われると少々厳しい。ゲームの最低フレームレートが上がるという効果については魅力的だが、そのために9万円オーバーのCPUに乗り換えるのは非現実的。最高のものには問答無用で飛びつく人でないかぎり、Ryzen 7 9800X3Dの方がお買い得だ。

日本国内では、1月30日(金) 午前11時より販売開始。価格は税込9万4800円となる

 さらに上を見るというならRyzen 9 9950X3Dも視野に入る。Ryzen 7 9850X3Dの約1万円上にRyzen 9 9950X3Dが流通しているからだ。特にCPUでじっくりと高画質エンコードをしたい、あるいはCPUコア数が重要なゲームに特化したいというビジョンがあれば、Ryzen 7 9850X3DよりもRyzen 9 9950X3Dがオススメだ。

 しかし9950X3Dは3D V-Cacheが8コア分しかないという仕様上の制約があり、これが地味にゲームパフォーマンスの足を引っ張ることがある。その点Ryzen 7 9850X3Dはゲームでも確実に3D V-Cacheが使えて速い。特定用途特化ならRyzen 9 9950X3D、汎用性ならRyzen 7 9850X3Dがオススメだ。

 ただ、今回ゲームは低画質設定の5タイトルでしか検証していない。そこで次回は、さらに45本のゲームを準備して検証する。さまざまなジャンル・エンジンのゲームを俯瞰して眺めた場合に、Ryzen 7 9850X3Dは果たして輝くことができるのだろうか?

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