「BattleField 6」
BattleField 6では画質「低」に設定。マップ「エンパイア・ステート」をローカルでホストし、一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
全体傾向はARC Raidersと似ているが、よりRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dのフレームレートが突出している形となった。むしろコア数の多いRyzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kはまったく奮わない。ゲームのCPU負荷が高めなためRyzen 9 9950X3Dは一見有利なようだが、ベースクロックが低く、さらに3D V-Cacheを持たない方のコアに処理が割り振られてしまった場合のレイテンシーが大きくなる、などの要因がハンデとなっていると推察される。
BattleField 6は予想以上にCPUの電力を食うことがこのグラフで示されている。Ryzen 9 9950X3Dで平均120W、Ryzen 9 9950X3Dは平均180W近く消費している。このような負荷では、どのCPUコアからでも3D V-Cacheを活用できるRyzen 7 9850X3Dや9800X3Dが有利なようだ。ただRyzen 7 9850X3Dは9800X3Dにフレームレートでほぼ並ばれているが、CPUの消費電力が非常に大きいため、電力制限のおかげで性能を出し切れていないようだ。
「Kingdom Come: Deliverance II」
Kingdom Come: Deliverance IIでは画質「低」に設定。一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
「Monster Hunter Wilds」
Monster Hunter Wildsはアップデートの止まったベンチマーク専用アプリではなく、実ゲームを使用。画質は「低」、異方性2x、レイトレーシングはオフに設定した。「緋の森」のベースキャンプから一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。この検証はCPU負荷に関する挙動を改善するアップデート前に実施したため、全DLCを導入しDLCチェックによる性能低下を回避した状態で計測している。
このゲームは極力同じ状況に持っていってもフレームレートがブレやすい(MobやNPCの動きが統一できない)が、まあこんな感じかなというデータが上のグラフだ。Ryzen 7 9850X3Dは9800X3Dよりもフレームレートがわずかに伸びるという印象。ただ今回のテストではRyzen 9 9950X3Dがトップだった。コア数の多いRyzenはゲームで弱い印象があるが、そうでない例もある、というわけだ。Core Ultra 9 285Kに関しては、コア数のわりにとても残念と言わざるを得ない。
この消費電力のデータからは、アップデート前のMonster Hunter WildsのCPUの使い方に奇妙な点があることがなんとなく読み取れる。Ryzen 7 9850X3Dと9800X3Dの違いはクロック上昇分と言えるが、Ryzen 9 9950X3Dは逆にCPU消費電力がやや少なめ(効率良く処理しているだけかもしれない)。そしてCore Ultra 9 285Kは逆に消費電力が不自然に大きく、なにか非効率的な処理をしているようにも見える。
ただ、これらのデータは1月28日のアップデート以前のものであり、本稿が公開される時は挙動も改善されていると思うため、あくまで参考として捉えていただきたい。
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