先日、今年最初の猫撮りスマホが届いた。いや猫撮り用ってわけじゃないけど、うちに届けば全部猫撮りスマホだ。
それが2025年の年末に発売された「OPPO Find X9」である。トリプルカメラのハイエンド機で、超広角も広角も望遠も全部5000万画素。
もちろん、最初に撮るのは先月迎え入れたばかりのうちの猫兄妹。
室内でもブレずに止まる!
猫撮りに最適な「アクションモード」の威力
Find X9が猫撮りスマホである理由は2つ。ひとつは猫の姿と瞳をさっと認識してくれるので、猫を撮ってて楽しいこと。もうひとつはアクションモード。これをオンにすると室内のような場所でもシャッタースピードを上げて動きをある程度止めて撮れるのだ。
この撮影画面を観るとわかる。ちゃんと猫全体と瞳の両方を見つけてくれてる。左側にある走ってる人のアイコンはアクションモード。
遊び回ってるときはアクションモードオン、おとなしくしてるときはオフで撮るべし。
アクションモードのターゲットは黒猫のあめ。とにかくアクティブでよく走ったり飛んだり跳ねたりするからだ。
彼女の今のお気に入りは2つ。ひとつは、木の棒の先にヒモがついてるだけという単純なおもちゃ。シンプルだけど頑丈なので、うちの代々の猫がこれで遊んでるんだけど、あめの食いつきが一番いい。こんなである。
もうひとつは、パンや菓子類が入っていた袋を縛ってボール状に丸めたものが好きなのである。ときどき勝手にドリブルして遊んでは咥えて持ってくる。こんな感じ。これで遊んでくれるのでめっちゃ安上がり。
その点、キジトラのテトラは……あまり走らない。1日の運動量がたぶん2倍くらい違う。彼は目の前におもちゃがあるときだけ反応する。
でも食欲旺盛なのはテトラなので、いつしかぶくぶくの重量猫になるんじゃないかと心配しております。すでに歩き方もおっとりだし。
遊び心あふれる「XPANモード」で描く
猫たちの日常風景
さてFind X9の話に戻ろう。このカメラ、スウェーデンの老舗カメラブランド「ハッセルブラッド」と手を組んでカメラを開発しており、ハッセルブラッドならではのXPANモードを持っている。
XPANというのはフィルムを超横長に使って写真を撮れる往年のカメラ。XPANモードにすると、フィルムカメラっぽい画面で同じような超横長の写真が撮れるのだ。0.6倍にするといい感じのパノラマ写真になるのだけど、今回は2匹の猫がいい感じでおさまるよう1倍で。
このXPANモードで撮ったのが冒頭写真だ。いつもよりやたら横長なのはそのせい。
Find X9はXPANモードのような遊び心もあり、発色も鮮やかになったが、一番評価してるのはやはりアクションモード。家の中で動き回る猫を撮ろうと思うとシャッタースピードを上げなきゃいけない。でも、スマホはそういう細かい操作がさほど得意じゃない。かといって猫が面白いことした瞬間に手元にあるのはミラーレス一眼じゃなくてスマホだ。そんなとき、アクションモードがいい仕事をしてくれるのである。
全スマホにボタンひとつで動体撮影向きセッティングになる機能を付けて欲しい。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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