週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

なぜセダンを廃止した? ワゴン一本勝負に出た新型パサートの「潔さと勝算」

2026年01月25日 12時00分更新

フォルクスワーゲン/パサートTDI 4 MOTION Rライン(645万8000円/試乗車はオプション込み720万3800円)

 クルマに何を求めるかは人それぞれ。その中でフォルクスワーゲン(VW)は、長年「国民車」の名のもと、多くの人が満足するクルマを作り続けています。そんなVWの上級モデル「パサート」を試乗したところ「なるほど、国民車とはこういうことか」と理解した次第。本稿では、なぜそう思ったのかを紹介します。

全長4.9m超えでもスタイリッシュ
ワゴン専用ボディーに秘めた強力なトルク

 パサートは長らくセダンと「ヴァリアント」と呼ぶステーションワゴンの2車種展開でしたが、最新型にあたる9代目は、中国向けを除いてステーションワゴンのみという単一構成になりました。

 ボディーサイズは全長4915×全幅1850×全高1500mm、ホイールベースは2840mm。前作のヴァリアントに比べて全長は130mmも伸長されたこともあり、はっきり言ってデカいという印象を受けます。ですが、写真で見るとあまり大きく見えないのが不思議。それはスッキリとしたデザインだからでしょう。

 パワートレインはモーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッド機構を搭載した、1.5L 直列4気筒ガソリン「eTSI」と、2L 直列4気筒ディーゼル「TDI」、1.5L 直列4気筒にプラグインハイブリッド機構を組み合わせた「eHybrid」の3種類。日本の輸入車市場はディーゼルエンジン搭載車が人気らしく、今回の試乗車もディーゼルエンジン車です。

 最高出力は193PSと控えめですが、最大トルクは400N・m(40.8kgf・m)と驚きの太さを誇ります。ガソリンエンジン搭載モデルは前輪駆動ですが、ディーゼルエンジン搭載車はフルタイム四駆の「4 MOTION」仕様です。

驚異の1920リットル!
「引っ越し」で証明された無敵の積載能力

 ステーションワゴンタイプということで、まずは荷室をチェックしてみましょう。バックドアとのつなぎ目がないので、荷物の出し入れがしやすいのが〇。次に荷室容量が690Lもあり、後席を倒すと床面につなぎ目がなく、1920Lまで拡張できるのが〇。使い勝手もよく、AC100Vのレセプタクルが用意されているのも、プライバシーシェードが床下に収納できるのも〇。つまり理想的な荷室空間で◎なのです。

 クルマを借りている間、急遽引っ越しの手伝いに駆り出され荷物を入れてみたのですが、入れやすいし、いっぱい載る。「さすが国民車」と関心したのは言うまでもありません。

 さらに、荷室に室内灯まであるから驚き。暗い場所で、荷物を捜す時に実に便利でした。もうこの使い勝手の良さだけでパサートを選ぶ価値は大アリなのです。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事