Wi-Fi 7対応ゲーミングルーター「TUF Gaming BE9400」が最大9400Mbpsの高速通信を実現! 320MHz帯域幅でダウンロードも2倍速に
2026年01月29日 16時00分更新
Wi-Fi 7が切り拓く新次元の通信体験
こうしたゲーミングマシンでゲームをプレイするにあたり、通信環境において妥協することは許されない。ASUSはルーターも手掛けており、ゲーミングを意識したモデルも多数発売されている。「TUF Gaming BE9400」もその中の1つで、次世代規格であるWi-Fi 7に対応したハイエンドモデルだ。
Wi-Fi 7は、これまでのWi-Fi 6や6Eとは一線を画す性能を誇る。その最大の魅力は、6GHz帯の帯域幅がWi-Fi 6の160MHzから倍の320MHzへと拡張されたことにある。これは通信の「道路」が2倍に広がったことを意味しており、一度に運べるデータ量が劇的に増加する。Wi-Fi 6環境では混雑を感じていた大容量データの転送も、Wi-Fi 7の320MHz帯を利用すればスムーズに完了する。特に、近年のAAAタイトルは100GBを超えることも珍しくないが、この広大な帯域があれば、サーバー側の負荷にもよるがダウンロード時間は大幅に短縮されるはずだ。
加えて、Wi-Fi 7にはMLO(Multi-Link Operation)という技術が搭載されている。これは2.4GHz、5GHz、6GHzといった複数の周波数帯に同時に接続し、データを並行して送信できる機能だ。従来のルーターでは1つの帯域で接続して通信するため、その帯域が混雑すると遅延が発生していた。しかし、MLOによって複数のルートを確保できるようになったことで、通信の安定性が高まり、オンラインゲームにおける死活問題である「ラグ」の発生を最小限に抑え込める。
さらに、データ転送効率を高める4096-QAMの採用も見逃せない。一回の転送で詰め込めるデータ密度がWi-Fi 6の1024-QAMから1.2倍増加したことで、スループットが底上げされている。高解像度のストリーミング配信を行ないながら対戦ゲームをプレイするといった、負荷の高いシチュエーションにおいても、この余裕が通信の途切れを防いでくれるのだ。
6GHz 320MHzでの通信はデバイス側も対応が必要
Wi-Fi 7で最も影響力の大きい6GHz帯での320MHz通信は、ルーター側だけでなくデバイス側も対応している必要がある。すでに日本国内でも解禁されており技適をパスした機器であれば利用可能だ。
ただ、今回使用した最新のZ890マザーボードであっても、内蔵されている無線LANチップは国内出荷仕様において320MHz帯に対応していないケースが多い。現状「Intel BE200D2W」のチップを採用していれば320MHz帯は対応しているものの、BIOSで160MHz制限を掛けられていたり、技適が通っていない可能性がある。利用する際はメーカーに確認することをおすすめする。
確実に320MHz帯を利用するなら、Wi-Fiボードを利用するのが手っ取り早い。ASUSのWi-Fi 7ボード「PCE-BE92BT」はIntel BE200D2Wを搭載し、第13世代以降のインテルCPUを搭載したマシンであれば装着可能だ。今回も、マシンに組み込んでWi-Fi 7環境を構築している。
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