RTX 20~50シリーズで比較
DLSS 4.5の画質と性能を検証!プリセットを変えるとGeForceのフレームレートはどのぐらい落ちる?
2026年01月31日 10時00分更新
プリセットMはたしかに重いが、差で見るとそうでもない?
最後に本稿で実施した4ゲーム×5パターンの検証において、プリセットMまたはLの平均フレームレートがプリセットKに対し、どの程度下がったかをまとめておこう。
下の表の左側、M-K Ratioは平均フレームレートが何%下がったか、右側は平均フレームレートが何fps下がったかをまとめたものだ。マイナスが大きいほどプリセットMやKを使用した際にフレームレートが下がるという意味になる。
今回試したゲームでは、F1 25とプリセットM使用時のペナルティーが最も大きい。RTX 5080ですら11〜15%も下落したほか、RTX 2080 TiやRTX 3080のFP8非対応のGeForceに関しては、4K+DLSSパフォーマンス設定時に40%以上フレームレートが下がった。F1 25の場合、動きベクトルがとてつもなく大きく、かつ描写が写実的であるという点に原因がありそうだ。
描画負荷の軽いフルHDでもRTX 2080 TiやRTX 3080はペナルティーが大きめだ。しかし、F1 25を除けば数fpsの低下で済む場合も多い。この程度ならフレームレートのコストを払っても画質を手に入れていると考えることもできるだろう。
フレームレートと画質のトレードオフという観点でいえば、4K+DLSSウルトラパフォーマンス+プリセットLはとても強い。RTX 4080やRTX 5080はこの設定を利用することで、パフォーマンスの低下を気にせず画質を上げられる。RTX 4060 TiやRTX 5060 Tiといった中堅GeForceではどうなるか気になるところだが、それは後進に委ねたい。
まとめ:間違い探しか、ロマンの追及か
以上でDLSS 4.5の検証は終了となる。今回は4タイトルしか試せていないが、DLSS 4.5の威力を最も感じられたゲームはF1 25で、Marvel Rivalsのように注視しなければ判別がつかないもの、Kingdom Come: Deliverance IIの枝のようにAB比較でようやくわかるゲームもあった。とはいえ、多少のパフォーマンス低下を容認しつつ、画質を向上させたいという熱意があるなら、積極的にプリセットMやLを利用するとよいだろう。
今回のDLSS 4.5はAMDに対する強烈なカウンターでもある。AMDはRadeon RX 9000シリーズでAIを利用したアップスケーラーのFSR 4を投入したし、昨年末はAIを利用したフレーム生成を含むFSR「Redstone」を公開したばかり。AMDが「AIを使ってFSRを高画質化!」という施策をはじめたら、今度はNVIDIAがAIを使って全力で殴り返してきたわけだ。
とくに、今回のDLSS 4.5はGeForce RTX 20シリーズやRTX 30シリーズを切り捨てなかった点は高く評価したい。NVIDIAはこの調子でGeForceユーザーに新たな価値を提供し続けていただきたいものだ。
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