週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

NVIDIA Appにおけるプリセットの種類や設定方法もご紹介

いまさら聞けないNVIDIAのDLSSを最新の4.5までまるっと解説 もうドットバイドットの画質を超えている

2026年01月26日 15時30分更新

DLSS Swapperは強力無比

 前述のDLSS SwapperはDLSSのプリセットをNVIDIA Appより軽快に切り替えられるだけでなく、DLSSのDLLを旧世代に置換することもできる極めて強力なツールだ。ただし、アンチチートの判定が厳しいゲームにおいて、安易にDLLを置換するとBANをくらう可能性もあるので慎重に使用したい。

DLSS 4.5

DLSS Swapperを起動したところ。ゲームの下に書かれている数字は、そのゲームが使用しているDLSS SDKのバージョンを示している。ゲームによってはDLSS 2を使い続けていることもあるのだ(図中だと「Assetto Corsa Competizione」)

DLSS 4.5

設定したいゲームをクリックしたところ。DLSS SwapperはDLSSのほかに、FSRやXeSSの入れ替えも対応している

DLSS 4.5

DLSS Presetのメニューを開くとプリセットが選択できる

まとめ:もうドットバイドットにこだわる時代でもない

 GeForce RTX 20シリーズが出た当初、RTコアやTensorコアを「余計なもの」としてとらえていた人は少なくなかった。レイトレーシングはともかく、「AIが出てくるのはなぜ?」と疑問に思った人もいただろう。画質重視ならドットバイドットのレンダリングが至高で、アップスケーラーなど邪道であるという考えの人もまだまだ存在する。そこを否定するつもりはない。これはこれでロマンのある考え方である。

 しかし、ゲームグラフィックが複雑化し、より高フレームレートかつレスポンシブな処理が要求される今となっては、ドットバイドットのレンダリングは少々筋が悪い。画質劣化を最小限に押さえつつGPU負荷を減らしてくれるアップスケーラーは、積極的に使っていくべき技術なのである(前掲の1280×720→3840×2160の結果を見返してみよう)。価格高騰の影響でビデオカードをアップグレードしにくい今の時代はなおさらだ。

 NVIDIAの「アップスケーラー×AI」という戦略は、今やAMDやインテルも採り入れている。前者はFSR 4で、後者はXeSS 2でAIを利用したアップスケーラーに舵を切った。とくに、「特定のハードにひも付けることはよくない」というスタンスでFSRを育ててきたAMDですら、旧世代Radeonを切り捨ててまでFSR 4を投入している(そうなった理由もRadeonが売れたからだが、筆者はよい決断だと思っている)。

 どんなゲーム、どんなシーンでもAIを利用したアップスケーラーが強いと主張するつもりはないが、少なくともイマドキのゲームではDLSSのようなアップスケーラーはどんどん使っていくべき技術なのだ。そんなDLSSだが、次回はプリセットK/M/Lの対決をお届けする。画質とパフォーマンスがどう変化するのかご覧いただく予定だ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事