電子回路の組み立て、動作確認、修理などで役立つのが、「マルチメーター(テスター)」。導通チェックや電圧を測るといったことが手軽にできるため、なくてはならない道具となっています。
しかし、常時変動するようなものを測るのには向いていないため、信号の挙動を見ることができません。こういった、出力信号や波形の変化を見たいときに活躍してくれるのは、「オシロスコープ」となります。
オシロスコープには様々な製品があるため、購入時に迷ってしまいがち。対応する周波数帯域が高いほど、より信号を正確に表示できますが、価格も高くなってしまいます。まずは、どういった用途で使うのかを考えてみるといいでしょう。例えば、音声帯域が見たいというのであれば、周波数帯が500KHz~1MHzあたりの廉価品でも使えます。
また、信号の挙動を見るとき、1つの出力だけを見ることは多くありません。ある入力をした時の変化が見たいのに、その入力のタイミングがわからなければ、どれが対応する出力なのか判別できないからです。こういった時に便利なのが、複数入力(ch)を持ち、多数の信号を同時に表示できるオシロスコープ。2chあれば入出力を同時に表示できるため、出力の変化を把握するのが容易になります。さらにchが増えれば多くの出力を同時にチェックできるため、解析も早く進められるでしょう。とはいえ、対応ch数が増えるほど、価格も高くなるので悩みどころですけどね。
これ以外にも、バッテリー内蔵で場所を選ばないハンディタイプ、タッチ操作に特化したタブレットタイプ、信号解析機能が付いた高性能モデル、他の計測器機能も搭載した多機能モデルなど、付加価値のある製品が数多く登場しています。
●タッチもダイヤルも使える!初心者でも迷わない多機能オシロ
今回紹介するFNIRSIの「2D15P」(Amazon価格 3万3999円)は、100MHz対応の2chオシロスコープ。タッチ操作に対応したバッテリー内蔵モデルで、比較的小型となるため、個人が趣味で使うのにピッタリな製品です。
最大の特徴は、タッチ操作だけでなく、物理ボタン・ダイヤルによる操作にまで対応していること。画面をタッチしてメニューを開き、選択して……といった操作が、ボタン1つでサッとできます。また、ダイヤルを使うと細かな移動が正確にできるようになるため、タッチ操作のように、指を離すときに微妙に動いてしまってイライラする、なんてことがなくなります。
さらにオシロスコープとしてだけでなく、マルチメーターや信号発生器機能まで内蔵。複数の計測器がこれ1台で済むため、スペースの限られた場所で利用しやすいというメリットがあります。
今回、FNIRSIから2D15Pを提供してもらえたので、実機を使って紹介していきましょう。
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