ソニー「α7 V」
ソニーのカメラは自分が上手くなった気分にさせてくれる! 4年ぶり進化のα7 Ⅴ
2026年01月17日 17時00分更新
α7 Vは約4年ぶりに登場したフルサイズのミラーレスカメラ。
フラッグシップ「α1 II」、高速連写の「α9 III」、高解像度「α7R V」などで培った技術を集結し、AIプロセッサーを内蔵した新しい画像処理エンジン「BIONZ XR2」と新開発の有効3300万画素の部分積層型センサー「Exmor RS」の組み合わせで、高性能なAIAFが活用でき、画質・色表現、高速性能などが強化された製品となっています。
スタンダードモデルという位置付けではありますが、上位機で培ったスペックやノウハウをふんだんに盛り込んだのが特徴です。そして、何より注目したいのは、撮影体験そのものを大きく進化させたカメラであること。本当の価値はその「撮りやすさ」にあると思っています。
実際に使って感じたメリット、そして購入する際に注意しておきたいポイントを整理していきましょう。
α7 Vを購入する3つのメリット
ポイント(1)迷わず撮れる
α7 Vでまず感じるのは、撮影のしやすさです。
バリアングル液晶の自由度は相変わらず高いのですが、背面モニターが4軸マルチアングルモニターとなることで、上下にチルトさせてローアングルやウエストレベルで覗き込むように撮影したり、前面に液晶を回転させての自撮り、縦位置に構えた状態で高い位置に構えて撮影したりと、さまざまなアングル、さまざまな位置で直感的な撮影ができます。
この使いやすさに進化したAI被写体認識が加わります。人物はもちろん、シーンに応じた認識精度が向上しており、「ここにピントが来てほしい」というポイントをしっかり押さえてくれます。
結果、構図作りやシャッターを押すタイミングに集中できるのは、大きなメリットです。
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ポイント(2)肌がきれいに写る
ソニーの美肌表現は以前から定評がありますが、α7 Vではその完成度が一段上がりました。過度に補正された“作られた肌“ではなく、自然さを保ったまま整えてくれる印象です。
ポートレートやVlog用途では、撮って出しの段階で十分満足できる仕上がり。「あとで編集すればいい」ではなく、「その場でテンションが上がる」写りになるのは、使っていて素直に楽しいポイントでした。
ポイント(3)不満が出にくい完成度
4年ぶりのモデルチェンジだけあって、静止画撮影における基本性能はかなり洗練されています。AF、連写、画質、操作レスポンスなど、さまざまなシーンで明確な弱点を感じにくくなりました。
これならば、日常のスナップからしっかり構えた撮影まで、幅広いシーンで「十分」と思わせてくれます。バランスの良さがあって、スタンダードモデルとしての完成度は、非常に高いと感じました。
購入時に確認したい2つのポイント
動画は堅実路線
一方、動画機能についてはやや保守的な印象です。撮像素子全体を使って動画を撮るオープンゲート撮影(撮影後に縦位置に切り抜くといった操作でも画質の劣化が少ない)や、RAW動画といった、競合メーカーが取り入れている機能を搭載していません。
このあたりは、動画撮影を主体としたCinema Lineとの棲み分けもあるのでしょう。静止画を中心にした使い方が合っている機種と考えた方が納得しやすいでしょう。
価格は覚悟が必要
α7 Vはスタンダードモデルでありながら、実売で40万円台を超す値付けとなっており、かなり高価な機種です。物価の高騰や機能の強化などを考えれば仕方がない、と感じる面もありますが、α7 IVの登場時と比べて約10万円ほどの上昇になります。
気軽に手を出せる価格ではなくなった印象もあるため、コストに見合った使い方をするかどうかなども慎重に考えたいところです。
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