2025年12月、ソニーから久しぶりにα7の最新モデル「α7 V」が登場した。年末年始にちょっとお借りできたのでさっそく猫を……というのがいつもの流れなのだが、今回の年末年始はほぼ新しくやってきた子猫たちと遊んでいた&いい感じの外猫に出会えなかったので、超高速で賢い猫AFとか猫連写機能を持つカメラが手元にありながら、撮ったのはほぼうちの猫です。
秒30コマ、猫の一瞬を全部持っていく
猫撮りカメラとしてα7 Vが優れている点がいくつかある。まずは高速で正確な猫AFと高速な連写。最高秒30コマで猫の顔にピントを合わせ続けてくれる。黒猫のあめにうちに転がってる青いボール(猫おもちゃとして売ってるもの)を与えてみたら、いきなりこれである。
さんざんドリブルして遠くへ行ったと思ったら、咥えて戻ってきたのだった。この黒猫は何かと咥えて持っていくのが好きなのだ。朝起きたら、玄関前に置いたスリッパがリビングの奥に転がっていたことも。
これらはマニュアル露出にし、シャッタースピードは1/500~1/1000秒、絞りは開放固定で、ISO感度はオートで撮っている。感度は状況に応じて勝手に上がれって感じ。最新のフルサイズ機は高感度にもそこそこ強いのでこんな撮り方ができる。
兄妹とはいえ、猫の性格ってほんとそれぞれで、あめがボールで遊んでると、キジトラのテトラが羨ましくなって参入してくる。
面白いもんである。この写真のポイントは、手前にテーブルとか椅子とかあるのに、フォーカスはちゃんと猫を捉えていること。手前に障害物があり、なおかつ、猫が動き回っていてもちゃんと顔にピントを合わせ続けてくれるとこっちは大助かりである。
もうひとつは背面モニター。前モデルは横に開いて回すバリアングル式で、ハイエンド機種だけチルトとバリアングルの両方を使えるマルチアングルだった。そのハイエンドな可動式モニターが標準モデルのα7 Vにも採用されたのである。ぱっとしゃがんでぱっと猫目線で撮りたいときって、これだとワンアクションでモニターを上に向けられて良いのだ。
近づけないから、望遠でそっと撮る
それを利用して低い位置からテトラのペロリ。まだ近づくと警戒するので遠くから望遠で。
そう、2匹ともまだ我々をこわがってしまうのだ。今まで飼った猫は数日で慣れて、近づいたら逃げるとか撫でようとしたら逃げるなんてことはなかったのだが、今回の2匹はちょっと時間がかかりそうでちょっと寂しい。
あめの方はいくらか人なれしてきてたのだが、年末近く、左目に涙が溜まって猫風邪っぽかったので病院へ連れて行き、そのあとで無理に薬飲ませたりしたらすっかり元の木阿弥。嫌われてしまいました。とほほ。
なので望遠レンズでそっと撮る。冒頭写真は、両手をまっすぐ伸ばして寝ていたのが面白くて真正面から望遠で撮ってみた。望遠で撮ると遠近感がでなくなるので、なんだか前に伸ばした両前足が短く見えて可愛い。無意識のうちに手前にあるものは大きく、遠くのものは小さく見えるという遠近のクセが脳にあるんだろう。広角レンズでぐぐっと寄って撮ると遠近感が強調されるので、また違ったテイストの写真になるのだけど、今はそこまで近づくと意識されちゃうのでできない。
もう1枚、今回ぐぐっと寄って撮れる望遠ズームレンズを使ったので、ちょっとは近づかせてくれる黒猫のあめを撮ってみた。これはなかなかよかった。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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