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「こんなもの欲しいな」が、わずか数時間で形になる。AIツール「Google Antigravity」が消した“実装”という高い壁

2026年01月19日 17時00分更新

AntigravityでLPを作ってみる

Antigravityでの制作は、「指示 → 計画 → 実装 → 確認」という流れで進む。以下では、この流れを実際の画面で追っていく

 今回の検証で、筆者が最初に投げた指示は、きわめて簡単な一文だけだった。「Nano Banana Proで作ったバーチャル女性アイドルを使って、それっぽいランディングページを作ってほしい」。要件定義と呼ぶにはあまりに心もとない、目的と「雰囲気」だけのオーダーである。

Playgroundでの第一声。詳細な仕様は一切伝えず、AIの「解釈」に委ねる形からスタート

 指示を受けたAntigravityは、いきなりコードを書き始めるような無謀な真似はしない。まずは、AIが自分の理解を整理し、人間へ「こんな方針でいいか?」と聞いてくる「プランニング」のフェーズに入る。

AIが提示した実装プラン。ページ構成だけでなく、ネオンカラーやグラスモーフィズムといったデザインコンセプトまで指定されている

 この計画に「Proceed(進めて)」とゴーサインを出すと、実装が始まる。その過程はリアルタイムに可視化され、AIが何を考え、どのパーツから手を付けているのかが、時系列のログとして流れていく。

 もちろんコードだけではなく、指示したようにNano Banana Proでキャラクタービジュアルを生成してくれる。

Nano Banana Proによるキャラクター生成

 こうして数分後には、ブラウザで実際に閲覧・操作できるレベルのLPが完成する。

完成した「CYBER POP」ランディングページ。ビジュアルのインパクトはもちろん、ホバー演出などのUI挙動まで含め、しっかり「LP」として成立している

 この一連の流れにおいて、人間が担っているのは「意思決定」だけだ。AIが提示するプランを承認し、出力された結果を吟味し、必要に応じて「もう少し派手に」「ここは直して」と指示を加える。コードを書く苦労を飛び越えて、いきなり「完成形」に触れる。このスピード感こそがAntigravityの真骨頂だ。

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