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MSI「MPG 271QR QD-OLED X50」レビュー

液晶を圧倒するOLEDと500Hz駆動がもたらす至高のゲーミング世界。これがゲーミングモニターのフラグシップか! と感動すら覚えた実機レビュー

2026年01月30日 13時00分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

AIとハードウェアが融合した次世代の機能群「MSI OLED Care 3.0」

 OLEDは高速な応答速度や発色の良さ、真のブラック表示が可能などメリットは多いが、逆に画面の焼き付きに対する懸念があるのも事実だ。OLEDの焼き付きとは、同じ画像を長時間表示し続けていると、発光素子の劣化が不均等になり、薄く残像として残ってしまう現象のことである。

 これに対して、AI技術を駆使した先進的な機能「MSI OLED Care 3.0」を備えているのが本製品だ。まず注目すべきは、前面に配置されたセンサーとNPUベースのAIチップによりリアルタイムで人を検知する「AI Careセンサー」である。ユーザーが一定距離離れると自動的に画面をオフにし、近づくとオンにする離席・接近検知機能により、無駄な電力消費と焼き付きリスクを軽減する。さらに、視線が外れている際に輝度を下げる視線検知や、周囲の照明環境に応じて明るさと色温度を自動調整する「Adaptive Dimming」も備えており、快適な視聴環境を両立させている。

モニターの下にあるセンサーカメラ。離席・接近検知や視線検知のほか、周囲の照明環境に応じて明るさと色温度を自動調整も可能

 また、焼き付きリスクに特化した機能として、従来の「MSI OLED Care 2.0」と同等の機能が搭載されている。「ピクセルシフト」「静止画検出機能」「エッジ検出」「タスクバー検出」「マルチロゴ検出」などのほか、「パネル保護」として24時間ごとのパネルリフレッシュ機能の実行。長時間のプレイでも中断されることなくパネルを保護してくれる。

 ほかにも、AIを活用した機能を備えている。映像を分析して暗部や色彩を最適化する「AIビジョン」は、視認性を高めつつも美しさを損なわない最適な表示を実現。暗闇での戦いで有利に働くはずだ。

 これらの設定はOSDメニューから設定できるが、USB接続し専用の「Gaming Intelligence」アプリを使えばWindows上からマウスで操作でき、ゲームごとに最適な設定を自動適用することも可能だ。

OSDの操作はスティックタイプのナビキーで可能。右側は電源ボタン

「Gaming Intelligence」アプリから、起動するゲームやアプリごとに設定可能。「MSI OLED Care 3.0」の設定も指定できる

 インターフェースはHDMI 2.1×2、DisplayPort 2.1a×1、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A(USBハブ)×2、USB 3.2 Gen 1 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1。USB Type-C端子は最大98WのPower Deliveryに対応しており、ハイエンドなノートPCでもケーブル一本で映像出力と急速充電を同時に完結できる。また、電源が内蔵のため、電源ケーブルをコンセントにつなぐだけでOK。コンセント周りもスッキリする。

インターフェース。USB-A/B端子がUSB 3.2なのもポイント。USB Type-C端子は最大98W給電に対応

背面にはLEDイルミネーションも備え、「Gaming Intelligence」アプリから設定可能。専用ヒートシンクによるファンレス冷却構造により、静音性を保ちつつ効率的な放熱を実現している

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