MSI「MPG 271QR QD-OLED X50」レビュー
液晶を圧倒するOLEDと500Hz駆動がもたらす至高のゲーミング世界。これがゲーミングモニターのフラグシップか! と感動すら覚えた実機レビュー
2026年01月30日 13時00分更新
これまで当レビュー記事において、OLEDパネルを採用したゲーミングモニターの優位性を説いてきた。一度その映像を体験してしまえば、液晶パネルには戻れないほどの「キレ」のよさが、OLEDパネルの最大の特徴だ。最近では液晶でも高リフレッシュレートのモデルが台頭しているが、素子そのものが発光するOLEDパネルの応答性能には依然として大きな隔たりがある。
今回紹介するエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)のゲーミングモニター「MPG 271QR QD-OLED X50」は、その優位性を極限まで高めた一台だ。MSIとしては最高の500Hz駆動を実現し、競技シーンにおける新たなスタンダードを提示するモデルとなっている。
QD-OLEDパネルが実現する500Hz/0.03ms(GTG)の衝撃
本製品は、26.5インチのWQHD(2560×1440ドット)解像度を持つ最新世代のQD-OLEDパネルを採用している。量子ドット技術による鮮やかな色表現と、OLEDならではの圧倒的なコントラスト比が融合し、リアルな映像体験を可能にする。
最大の特徴は、リフレッシュレート500Hzと0.03ms(GTG)という超高速な応答速度だ。残像感ほぼゼロという視認性の高さは、ターゲットの動きを正確に捉え続けられ、対戦相手に対して圧倒的な優位性をもたらすだろう。VESAが認定した映像の鮮明さを示す「ClearMR」規格の最上位である「ClearMR 21000」認証を受けており、素早い動きでもブレの少ない鮮明な描写でゲームを楽しめる。
とはいえ、一般的なFPSゲームにおいて、PC側のフレームレートが常時500fpsに達することは稀であり、高くても200fps程度だ。しかし、モニター側が500Hzで駆動するメリットは、単なる「表示の滑らかさ」に留まらない。高リフレッシュレートでの駆動は、GPUがフレームを生成してから画面に描き出すまでの時間を極限まで短縮し、PC側のフレームレートに依存せず常に最新の情報を描写し続けられるからだ。
さらに本製品は、入力遅延がわずか1.5msを実現している。0.03msという素早い描画性能と組み合わさることで、プレイヤーの操作に対してほぼ遅延なく、かつボケのない鮮明な像として画面に反映される。この「操作と視覚情報の同期」こそが、ハイエンド環境を構築する真の意義といえるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう





