MSIのPanther Lake搭載ノートPCは流動体の外観と20時間駆動で仕事と日常の境界線を消し去る
2026年01月06日 20時00分更新
【Prestigeシリーズ】20時間駆動を実現した究極の生産性ツール
ビジネスとクリエイティブの最前線に立つ「Prestige 13/14/16 AI+」、そしてディスプレーを360度動かせる2-in-1モデル「Prestige 14/16 Flip AI+」は、今回のラインナップの目玉のひとつです。
最大の特徴は、Panther Lakeの優れた省電力性能により、20時間以上のバッテリー駆動を可能にしたという驚異的なスタミナです。ノートPCでこの長時間駆動は、外に持ち歩くことが多い人にはうれしい進化です。
そして、前世代より53%拡大された巨大なタッチパッドには、電卓の起動や音量調整ができる独自のショートカット機能が備わっています。機能をカスタマイズできるので、自分がよく使うショートカットを登録しておけば、作業効率が格段に上がるでしょう。
Flipシリーズで使用できる新しいスタイラスペン「MSI Nano Pen」は、わずか15秒の充電で45分間、30秒で1時間使用可能という驚異的な急速充電に対応しています。そしてビジネス機という位置付けながら、Prestigeシリーズには静音性を保ちつつ強力に冷やす「デュアル吸気ファン」と「ベイパーチャンバー」を採用し、高負荷な作業だけでなく、ゲーミングにも使えそうです。
本体は非常にスリムで重さは899g(13インチ)と、20時間駆動と相まって、携帯性に優れたモデルになっています。
Prestigeシリーズの主なスペックはディスプレーが13/14/16インチの有機EL。CPUはIntel Core Ultra X9、OSはWindows 11。スリムなアルミ筐体にベイパーチャンバー搭載。SGS認証の低ブルーライト&フリッカーフリー、最大81Whrの大容量バッテリーで20時間以上駆動可能。機能をカスタマイズできるアクションタッチパッド、360度ノイズを低減してくれる「MSI AI ノイズキャンセリング Pro」など。
Flipモデルは上記のスペックのほか、ディスプレーが360度回転式、そしてタッチパネルになっており、MSI Nano Penに対応します。
【まとめ】ノートPCの携帯性がひとつ上の世界へ
この2つのシリーズを総括すると、MSIが「スペック競争」から「体験の質」へと明確に舵を切ったということです。かつては「ゲーミングPCのMSI」という印象が強かった同社ですが、2026年モデルの「Modern S」と「Prestige(Flip)」は、単なるスペックアップに留まらない、「ライフスタイルへの溶け込み」を極めた、意匠の転換点にあると感じました。
たとえば、Modernシリーズは「質感を諦めない」エントリークラスの理想形と言えます。これまで「予算重視(Budget-friendly)」とされてきたModernシリーズですが、2025年モデルはその枠を大きく超えようとしています。
今年のテーマである「流動性(Fluid)」を取り入れた新しいデザインパターンは、非常にクリーンかつ控えめで、一見すると上位モデルと見紛うほどの洗練さを備えています。アルミニウム合金のボディーを採用しつつ、コストを抑えるために一部をプラスチックにするという絶妙なバランス感覚は、ユーザーの所有欲と実用性を両立させる賢い選択だと言えます。
また、軽量設計に加え、SGS認証の低ブルーライト&フリッカーフリーパネルを搭載した点は、日常的にPCに触れる現代人の健康に深く配慮しており、単なる安価なPCではない「誠実な設計」が光りました。
ビジネス向けとされるPrestigeシリーズは「ビジネスの皮を被ったアスリート」です。Panther Lakeの恩恵により、20時間以上のバッテリー駆動を実現した点は、モバイルワーカーにとって最大のPCを選ぶ理由になるでしょう。Lunar Lake並みの省電力性とArrow Lake並みのパワーを両立させたというこのチップは、Prestigeを真の「場所を選ばないツール」へと昇華させています。
個人的に最も驚かされたのは、このスリムなビジネス機に「ゲーミングPCと同等の冷却システム(デュアルファンとベイパーチャンバー)」を組み込んだ点です。これにより、高負荷時でも静音性を保ちつつパフォーマンスを維持できるのです。さらに、内蔵のIntel Arcグラフィックスにより、専用GPUなしでもゲームが遊べるほどの描画性能を秘めています。
そのほか前世代より53%も拡大されたタッチパッドや、わずか30秒の充電で1時間使えるスタイラスペン「MSI Nano Pen」(Flipモデルのみ)など、細部のアップデートが「作業の心地よさ」に直結しています。
日本に導入されるかは未定ですが、どのモデルも非常に競争力がありそうで楽しみです。
※当記事はMSIに取材経費の一部を負担していただき、CES 2026を取材したものです。
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