ChatGPTからPDFの編集・統合・変換ができる! 無料アカウントで利用可能!
2026年01月13日 07時00分更新
本連載は、Adobe Acrobatを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第167回は、ChatGPTとAcrobatを接続させ、画面を移動せずPDFを編集する方法について紹介する。
ChatGPTからAdobe製品に直接アクセスできるようになった
昨年の12月10日、OpenAIとAdobeは「Adobe Apps for ChatGPT」をリリースした。ChatGPTのチャットUI内から、PhotoshopやAdobe Express、Adobe Acrobatの機能に直接アクセスできるようになる。今回は、ChatGPTからAcrobatでどんなことができるのかを試してみた。
まずは、ChatGPTの設定から「アプリ」を開き、Adobe Acrobatを選択し、接続する。ChatGPTもAcrobatも無料アカウントでOK。Web版やデスクトップ版、iOS版で利用できる。Androidにも順次対応する予定。日本ユーザーも問題なくアクセスでき、欧州一部地域を除きグローバル展開されている。
ChatGPTとAcrobatを接続する際、「実行」をクリックするとAdobeアカウントのログイン画面が開く。「アカウントなしで続行する」をクリックしても接続できるが、どちらにせよ高度なAcrobatの機能を利用するとAdobeアカウントでのログインを求められる。無料アカウントでもいいから、Adobeアカウントで接続しよう。
Adobeのウェブサイトに推奨プロンプトが公開されている。とは言え、PDFの要点をまとめたり、インサイトを出させるといったことは、もとよりChatGPTでできるので割愛する。
PDFの編集や複数ファイルの統合が手軽にできる
まずは、Acrobatのキラー機能である、PDFの編集を行ってみよう。「+」メニューから「Adobe Acrobat」を選択し、「PDFのテキストを編集したい」と入力する。すると、ファイルの登録画面が開くので、ドラッグ&ドロップしてPDFをアップロード。「continue」や「Edit」をクリックし、編集画面を開こう。
単なるプレビューではなく、きちんとテキストボックスや図を認識しており編集できる。ただし、筆者の環境では、PDFに埋め込まれているはずのフォントが利用できず、テキストを修正するとAcrobatウェブ版のシステムフォントを使うことになり違和感が出た。この辺りは、すぐに修正されることだろう。
今度は複数ファイルを統合させてみよう。ここでは、営業資料に料金表を追加してみる。まずは、Acrobatモードにして、「複数のPDFを統合させたい」と入力する。複数ファイルをドラッグ&ドロップしてアップロードしたら、確認画面で「continue」をクリックすればいい。
待たされることもなく、問題なく統合できた。何ページ目に入れたい、といった指示にも対応してくれる。
紙資料をスキャンしたPDFもOCR処理して活用
紙資料をスキャンしたPDFをアップロードし、OCR処理させることもできる。プロンプトは「OCR処理したい」でいい。
Acrobatの機能で処理後のファイルはChatGPT上からダウンロードできることもあるし、Acrobatウェブ版へのリンクになっていることもある。もちろん、Acrobatウェブ版でも「…」メニューから「このファイルをダウンロード」をクリックすればダウンロードできる。
他にもPDFの分割や圧縮、機密情報の墨消しといった処理も行える。さらに、Adobeのサンプルプロンプトでは、複数処理や判断が必要な処理を行うプロンプトも紹介されていた。
例えば、「Adobe Acrobatで医療レポートからPII(個人識別用情報)を墨消ししてください」と墨消しする部分を指示したり、「ウィジェットを使用して価格が最初に来るようにページを並び替えます」とページの内容を判断させたりできるとのこと。
ChatGPTからAcrobatの機能にアクセスできると、画面を移動しないで対応できるのでとても便利。無料アカウントであれば、高度な機能を使えることも大きなメリットになるだろう。今のところ、日本語の扱いが少々弱いが、なる早のアップデートを期待したい。
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