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GeForce&Radeonをさまざまなベンチで比較! 最新GPU解説特集

新世代GPUの登場で盛り上がった2025年
ゲームやエンコード、AI作業でも活躍するGPUを詳しく知ろう

 2025年は1月からNVIDIAが新世代のGeForceシリーズを発売し、それに続いて3月にAMDも新世代のRadeonを投入するなど、PC業界には大きな出来事であった。特にPCでゲームをする人にとっては、新世代のGPU登場はうれしいニュースだったことだろう。

 しかし、GPUの性能はゲーム以外にも、動画のエンコードや3DCG映像の制作、最近ではAI作業の処理などにも発揮される。特に、クリエイティブな作業をするならGPUについてよく知っておいたほうが良いだろう。

 本特集では2025年に登場した最新のデスクトップ向けGPUを紹介。NVIDIAとAMD、それぞれのメーカーの特徴や、ベンチマークで各製品の性能を解説していく。

GeForce&Radeonをさまざまなベンチで比較! 最新GPU解説特集

●GeForce RTX 5000シリーズ
ゲームからクリエイティブな作業までなんでもできる【GeForce RTX 5000シリーズ】解説
【ベンチマークテスト】
 テスト1:UL Procyon
 テスト2:3DMark(ラスタライズ系)
 テスト3:3DMark(レイトレーシング系)

●Radeon RX 9000シリーズ
コスパ重視で4K解像度もいけちゃう!?【Radeon RX 9000シリーズ】解説
【ベンチマークテスト】
 テスト1:UL Procyon
 テスト2:MLPerf llama-2-7b-chat-dml
 テスト3:3DMark(ラスタライズ系)
 テスト4:3DMark(レイトレーシング系)

【ベンチマークテスト】GeForce&Radeonでゲーム性能比較
 テスト1:Overwatch 2
 テスト2:Monster Hunter Wildsベンチマーク
 テスト3:Indiana Jones and the Great Circle - Vulkan
 テスト4:Dead Space(2023)
 テスト5:Call of Duty: Black Ops 6

今後のゲームの要求スペックを考慮して、4K解像度に耐えうるグラボを選びたい

ゲームからクリエイティブな作業までなんでもできる
GeForce RTX 5000シリーズ

 ゲームやクリエイティブ作業といった従来の役割に加えて、昨今は生成AIなどグラボの用途も増えている。総合的なパフォーマンスで選ぶなら、「GeForce」が鉄板だ。

確実な選択肢として、今も多くのユーザーに選ばられる存在だ

ゲームからAIまでなんでもいける優等生

 GeForceの最新世代である「GeForce RTX 50シリーズ」では、フラッグシップであるRTX 5090から、エントリー向けのRTX 5050まで7モデルを展開しており、予算や用途によって選べるようになっている。そのRTX 50シリーズのゲーミングにおける大きな利点は「DLSS 4」で追加された新機能である“マルチフレーム生成”だ。

メインストリームとなるミドルクラスの「GeForce RTX 5070」では、 DLSSを使用することで、前世代のRTX 4070と比べて飛躍的なゲームパフォーマンスの向上が見られる

DLSS 4によるマルチフレーム生成では、1つのレンダリングフレームに対して、最大3つまで追加フレームを生成できる。現状、RTX 50シリーズのGPUでのみ使用可能だ

 フレーム生成は、ゲーム映像のフレームとフレームの間に、AIによって中割りのフレームを生成するもの。従来のフレーム生成は最大1フレームのみしか生成できなかったが、RTX 50シリーズを使用してDLSS 4を有効にした場合、最大で3フレームを追加で生成できる。そのためフレームレートを大きく引き上げることができ、スムーズな描画が期待できる。

DLSS 4では、マルチフレーム生成以外の既存機能もアップデートしている。GPUの世代によって利用できる機能が異なるものの、RTX 20シリーズ以降のGPUなら恩恵が得られる

DLSSは対応ゲームでのみ使用可能だが、2025年8月時点でも175タイトル以上が対応。ただし、すべてがマルチフレーム生成などの新機能に対応しているわけではない点は注意

 また、第4世代に進化したRTコアによってレイトレーシング処理にも強く、高画質設定で美麗なグラフィックを楽しみたいゲームにも適している。

 加えて、ゲームだけでなく、クリエイティブ用途にも適しているのがGeForceの強みだ。ハイエンドのRTX 5090では、GDDR 7 32GBという圧倒的なVRAM容量を誇り、VRAM容量が重要となる生成AIなどでも効果を発揮するだろう。RTX 5060 Tiといった比較的手が届きやすいクラスにも、VRAM 16GBモデルが用意されている。

 エンコーダー(NVENC)とデコーダー(NVDEC)も新世代になっており、動画編集のような用途などでも進化している。多くの場面で間違いのない、鉄板の選択肢と言えるだろう。

【ベンチマークテスト】GeForceベンチマーク

【テスト1】UL Procyon(AI Text Generation Benchmark)

 UL Procyon内の、4種類のLLMに対してテキスト生成のスコアーを算出するテスト。生成AIのテストではVRAMの容量が重要になり、特に負荷が高いLLMでは、VRAM 8GBのRTX 5060では完走できない場合も見られる。

【テスト2】3DMark(ラスタライズ系)

 3DMark各テストのスコアー。最も軽いテストではRTX 5080/5070の差は20%程度、RTX 5070/5060の差は30%程度。最も重いテストでは、RTX 5080と5070、RTX 5070と5060でそれぞれ60%前後の差が付いている。

【テスト3】3DMark(レイトレーシング系)

より負荷の高いレイトレーシング系テストでは、RTX 5080と5070の差は50~60%程度。対してRTX 5070と5060の差は60~70%程度とやや大きい。4Kやレイトレーシングのテストでは、それぞれの差が明確に出た。

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