GeForce&Radeonをさまざまなベンチで比較! 最新GPU解説特集
2026年01月04日 12時00分更新
新世代GPUの登場で盛り上がった2025年
ゲームやエンコード、AI作業でも活躍するGPUを詳しく知ろう
2025年は1月からNVIDIAが新世代のGeForceシリーズを発売し、それに続いて3月にAMDも新世代のRadeonを投入するなど、PC業界には大きな出来事であった。特にPCでゲームをする人にとっては、新世代のGPU登場はうれしいニュースだったことだろう。

しかし、GPUの性能はゲーム以外にも、動画のエンコードや3DCG映像の制作、最近ではAI作業の処理などにも発揮される。特に、クリエイティブな作業をするならGPUについてよく知っておいたほうが良いだろう。
本特集では2025年に登場した最新のデスクトップ向けGPUを紹介。NVIDIAとAMD、それぞれのメーカーの特徴や、ベンチマークで各製品の性能を解説していく。
GeForce&Radeonをさまざまなベンチで比較! 最新GPU解説特集
●GeForce RTX 5000シリーズ
・ゲームからクリエイティブな作業までなんでもできる【GeForce RTX 5000シリーズ】解説
・【ベンチマークテスト】
テスト1:UL Procyon
テスト2:3DMark(ラスタライズ系)
テスト3:3DMark(レイトレーシング系)
●Radeon RX 9000シリーズ
・コスパ重視で4K解像度もいけちゃう!?【Radeon RX 9000シリーズ】解説
・【ベンチマークテスト】
テスト1:UL Procyon
テスト2:MLPerf llama-2-7b-chat-dml
テスト3:3DMark(ラスタライズ系)
テスト4:3DMark(レイトレーシング系)
●【ベンチマークテスト】GeForce&Radeonでゲーム性能比較
テスト1:Overwatch 2
テスト2:Monster Hunter Wildsベンチマーク
テスト3:Indiana Jones and the Great Circle - Vulkan
テスト4:Dead Space(2023)
テスト5:Call of Duty: Black Ops 6
ゲームからクリエイティブな作業までなんでもできる
GeForce RTX 5000シリーズ
ゲームやクリエイティブ作業といった従来の役割に加えて、昨今は生成AIなどグラボの用途も増えている。総合的なパフォーマンスで選ぶなら、「GeForce」が鉄板だ。
ゲームからAIまでなんでもいける優等生
GeForceの最新世代である「GeForce RTX 50シリーズ」では、フラッグシップであるRTX 5090から、エントリー向けのRTX 5050まで7モデルを展開しており、予算や用途によって選べるようになっている。そのRTX 50シリーズのゲーミングにおける大きな利点は「DLSS 4」で追加された新機能である“マルチフレーム生成”だ。
フレーム生成は、ゲーム映像のフレームとフレームの間に、AIによって中割りのフレームを生成するもの。従来のフレーム生成は最大1フレームのみしか生成できなかったが、RTX 50シリーズを使用してDLSS 4を有効にした場合、最大で3フレームを追加で生成できる。そのためフレームレートを大きく引き上げることができ、スムーズな描画が期待できる。
また、第4世代に進化したRTコアによってレイトレーシング処理にも強く、高画質設定で美麗なグラフィックを楽しみたいゲームにも適している。
加えて、ゲームだけでなく、クリエイティブ用途にも適しているのがGeForceの強みだ。ハイエンドのRTX 5090では、GDDR 7 32GBという圧倒的なVRAM容量を誇り、VRAM容量が重要となる生成AIなどでも効果を発揮するだろう。RTX 5060 Tiといった比較的手が届きやすいクラスにも、VRAM 16GBモデルが用意されている。
エンコーダー(NVENC)とデコーダー(NVDEC)も新世代になっており、動画編集のような用途などでも進化している。多くの場面で間違いのない、鉄板の選択肢と言えるだろう。
【ベンチマークテスト】GeForceベンチマーク
【テスト1】UL Procyon(AI Text Generation Benchmark)
UL Procyon内の、4種類のLLMに対してテキスト生成のスコアーを算出するテスト。生成AIのテストではVRAMの容量が重要になり、特に負荷が高いLLMでは、VRAM 8GBのRTX 5060では完走できない場合も見られる。
【テスト2】3DMark(ラスタライズ系)
3DMark各テストのスコアー。最も軽いテストではRTX 5080/5070の差は20%程度、RTX 5070/5060の差は30%程度。最も重いテストでは、RTX 5080と5070、RTX 5070と5060でそれぞれ60%前後の差が付いている。
【テスト3】3DMark(レイトレーシング系)
より負荷の高いレイトレーシング系テストでは、RTX 5080と5070の差は50~60%程度。対してRTX 5070と5060の差は60~70%程度とやや大きい。4Kやレイトレーシングのテストでは、それぞれの差が明確に出た。
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