足元にちょこん。目が合った瞬間、試合終了
2025年最後の本連載は、ほのぼのとした写真で締めることにした。人なつこい猫特集である。
最初は近所で飼われているチャトラ。普段は屋内で飼われているっぽいがごくたまに庭に出てる。本連載でも何度か登場している出会えたらラッキーという猫。
でも、目が合うと必ずトコトコと寄ってきてくれるのだ。近所に住んでる猫好きの友人も同じことを言ってたので、猫好きで目があったら誰にでも愛想を振りまいてくれるのだろう。よい猫である。
1月のこと、いるかなと庭を覗いたら、日が当たるエアコン室外機の上でぬくぬくしてた。
目が合った途端、駆け寄ってきてこれである。
とことこと近づいてくる猫、反則すぎる
次に会えたのが9月。まだ暑かったからだろう。陽射しが当たらない家の北側で寝てたのだが、「お、今日はいるぞ」と観た途端、目が合ってこれである。
でもって、さんざん撫でたあとで去ろうとしたら、フェンスに顔をくっつけて寂しそうな顔をされた。それでも決して跳び越えて外に出ようとしないところが微笑ましい。
人なつこいといえば、毎年正月に訪れている鞆の浦の猫。猫らしい警戒心はどこへ行った! と言いたくなりますが言いません。
膝に乗るのが自然すぎる猫自撮りの世界
冒頭写真もそう。しゃがんだらしれっと膝に乗ってきたのでiPhone 16 Proのインカメラで撮影。猫自撮りするときは自分の顔が入らないように撮るのがコツ。ハイエンド機のインカメラはオートフォーカスがついており、人間の顔があるとそっちにピントを合わせにいってしまって猫の顔がボケてしまうから。
このときの写真をもう1枚。別の猫で膝猫自撮りである。
でもまあそこまで人に寄ってきてくれる猫にはそうそう出会えない。たいていは「しょうがないからナデさせてやるか」という感じである。この猫ベッドでくつろいでた神社猫もそう。
最後はお寺の猫。たまたま近くを訪れたので、猫はいるかなと顔を出してみたら、軒下にしつらえられた暖かそうな猫ハウスの中で、気持ちよさそうに寝ていたのだった。
人に愛されて育った猫、時間が必要な猫
みな子猫の頃から人にやさしくされてきたのだろう。先日うちにやってきた保護猫は、生まれてしばらく過酷な環境にいたせいか、なかなか慣れてくれず、いまだに近づこうとすると身構えて、いったん距離を取ろうとする。
寂しくはあるが、そこは焦らずのんびりと慣れるのを待つしかないのである。
それでは、来年もよろしくお願いします。良いお年を!
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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