本記事は週刊アスキー11月11日発売号(No.1569)からの転載です。価格などの情報はすべて当時のものとなります。
動画配信サービスに代表される、映像コンテンツの新しい楽しみ方が主流になる中、改めてプロジェクターに注目が集まっている。大画面の投影が可能で、投写する場所の自由度も高い。テレビを置かずにすっきりとしたリビングを実現したいといった人からも注目されている。
そこで今回の特集では、プロジェクターの選び方のポイントともに注目機種を紹介する。
ポータブル&高画質プロジェクター選び特集
●プロジェクター選びでおさえておきたいポイント
・プロジェクター単体で動画配信を楽しめるか?
・デザインやモバイル性に注目
・日常使いなら、「明るさ」が重要
・簡単な設置機能もポイント
●最新プロジェクターカタログ【アウトドア&ポータブル編】
・アクセサリーの利用で拡張する楽しさも XGIMI「MoGo 3 Pro」
・コンパクトなボトル型 JMGO「PicoFlix」
・ルービックキューブから発想を得た形状 TCL「PlayCube」
・可愛いデザインだが機能は本格派 BenQ「GV50」
・テレビチューナーセットも Anker「Nebula Capsule 3 Laser」
・照明とプロジェクターの機能を一体化 Aladdin X「Aladdin X2 Plus」
●最新プロジェクターカタログ【おうちリビング本格派編】
・フロアスタンドへの設置も可能 エプソン「EF-72」
・ジンバル一体型構造が魅力 JMGO「N1S 4K」
・低遅延でゲーム用途も訴求 XGIMI「HORIZON 20」
・REGZAで培った技術を投入 TVS REGZA「RLC-V7R MAX」
大画面・高画質な映像を日常生活に
プロジェクター選びのポイント
今、プロジェクターのカジュアル化が進んでいてアツい。Wi-Fi接続に対応するスマートモデルが主流で、本体にGoogle TVを内蔵し、プロジェクター自体がプレーヤーとなって動画配信サービスを再生できる。
投影解像度はフルHD以上が当たり前。さらに、リビングに置きやすいデザイン性や高輝度な製品、手軽に持ち出せるコンパクトなモデルなど、使う人のライフスタイルに合わせた選択肢が増えている。そう、今どきのプロジェクターは“映画マニアが使いこなす映像装置”ではなく、“誰でも日常的に使えるガジェット”になっているのだ。
プロジェクター選びでおさえておきたいポイント【その1】
プロジェクター単体で動画配信を楽しめる
近年のプロジェクターは、外部機器なしで動画配信が楽しめる“スマート家電”に進化。Google TV搭載モデルなら、YouTubeやNetflixなどのアプリを内蔵し、プロジェクター本体だけで映像コンテンツの再生ができるし、簡易的だがスピーカーを内蔵する製品も多い。シンプルにプロジェクターを1台置くだけで、大画面シアター生活をスタートできる。
プロジェクター選びでおさえておきたいポイント【その2】
デザインやモバイル性に注目
ひと昔前は、プロジェクターといえば四角い箱型だったが、近年はその形状も様々。コンパクトで持ち運びやすいモバイル型や、リビングなど生活空間になじむデザイン性の高いモデル、角度調整しやすいジンバル型など、使用シーンに合わせて多種多様な選択肢がある。ただ映像を投映するだけでなく、ガジェットとして愛着を持てる製品を選びたい。
プロジェクター選びでおさえておきたいポイント【その3】
日常使いなら、「明るさ」が重要
日常使いのプロジェクター選びにおいて、“明るさ=ルーメン(lm)”は重要基準。輝度の高いモデルを選べば、ホームシアター専用室のような完全な暗室でなくても、リビングや寝室など普段生活する部屋で大画面投写が楽しめる。
ポータブル型なら400ルーメンくらいからが主流。据え置き型で2000ルーメン以上あるような高輝度モデルの場合、昼の室内でも使いやすい。
プロジェクター選びでおさえておきたいポイント【その4】
簡単な設置機能もポイント
最近のプロジェクターは、ピント合わせや台形補正を自動で行ってくれるのが普通になっている。おかげでどこに置いても投影角度のズレが自動調整される。
スクリーンを使わず壁に直接投写するスタイルが浸透していることも相まって、持ち運べるモバイル型の盛り上がりが加速。手間を取らないスマートな設置性能は、快適な映像体験の鍵だ。
プロジェクター選びで知っておきたい用語
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次ページからは「アウトドア&ポータブル」「おうちリビング本格派」の2つに大きく分けて、実際の製品を詳しく見ていく。
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